遠距離介護コミュニティ

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著名人からの応援メッセージ

外岡 潤氏

 No.014 外岡 潤氏

(弁護士・一般社団法人介護トラブル調整センター代表理事)

-人生の一大イベント「介護」を楽しもう-

私はまだ30代半ばで、自分の親の介護の心配はありませんが、介護福祉系トラブル専門の弁護士として活動しているため「介護」については人一倍興味があります。そこで今回、88歳になる一人暮らしの祖母の「終活」の手伝いをしてみました。「紺屋の白袴」「灯台下暗し」にならない様、自分の家族のことこそしっかり見ておかなければと思ったのです。
「介護は相続から逆算」が自分の信条。まず公正証書で遺言を作ることとし、実家の不動産や預貯金の分配について親族も交えて話し合い、納得のいく結論を出してもらうことができました。
 その過程で、祖母名義の預金口座を確認し、不動産の登記簿や固定資産評価証明を取得し…と、当然ですがやることが沢山出てきて最初は億劫に思ったものでしたが、「一歩一歩確実に前進している」実感があり、どんどん悩みや不安が小さくなっていくのが快感でした。何より、こうした基礎情報は近い将来必ず必要となり、ひいては母の代にも繋がることですからいずれは整理し把握しておかなければなりません。「どうせやらなきゃならないなら、楽しんでしまおう!」という思いで、終活にも介護にも前向きに取り組めるとよいですね。

プロフィール

弁護士(旧60期、第二東京弁護士会所属)
札幌生まれ東京育ち。東京大学法学部卒。
在学中に奇術愛好会に入会し、手品を始める。
平成21年「おばあちゃんの原宿」巣鴨にて、介護・福祉系に特化した法律事務所「おかげさま」を開設。
平成24年6月より、一般社団法人介護トラブル調整センター代表理事。
介護トラブルの裁判外解決(ADR)活動を推進。

(2015年9月1日掲載)

 

小泉 晴子氏

 No.013 小泉 晴子氏

(社会福祉士・NPO法人 成年後見推進ネットこれから理事長)

超高齢社会を迎えて、介護に直面した時、長い介護期間をどちらかの犠牲で頑張るより、親には親の、子どもには子どもの人生と生活を認めることで肩の力を抜くことが、これからの介護には必要です。成年後見制度は遠距離介護の強い味方です。おむつを替えやお風呂の世話をすることだけが介護ではありません。後見人となって、身体介護などの事実行為をしてくれるよう手配し財産を管理し利用料を支払う法律行為も大切な介護です。「呼び寄せ同居介護」をして苦しんだ私自身の経験から、現在は第三者後見人として、本人にとって家族にとってよりよい介護の選択が出来るよう、後見活動や相談活動を行っています。後見人はまずご本人の笑顔が出るよう活動しますが、親御さんの笑顔は遠距離介護をする家族にとって一番の喜びではないでしょうか。

プロフィール

1948年 東京生まれ
練馬区在住
社会福祉士
姑の介護から認知症介護家族会活動に係わる
社会福祉士会権利擁護センターぱあとなあ東京に所属し、成年後見人として活動
2007年に「NPO法人成年後見推進ネット これから」を設立

(2014年5月30日掲載)

 

五島 朋幸氏

 No.012 五島 朋幸氏

(ふれあい歯科ごとう代表)

-生きること 食べること-

現代日本は、人類史上初のすごいことを達成しました。 有史以来念願だった長寿をついに手に入れたのです。 素晴らしことです。 本当に素晴らしい…と喜んでいる人を見かけません。 むしろ、高齢化がやっかいな問題として現代社会に暗い影を落としています。 長寿を手に入れた今だからこそ「生きること」をもう一度考えてみましょう。 病院で何の希望もなく寝たきりになる姿が「生きる」でしょうか。 自分の愛する人がそこに横たわっていることが「生きる」でしょうか。
僕は、人間が「生きる」価値は自己表現にあると思っています。 口から食べることは最期の自己表現です。決して他動的な動きではありません。 だからこそ、一口の「食」にこだわっているのです 介護の現場で「食べる」ことをもう一度考えてみてください。 それは「生きる」ことを考えることでもあります。 それは、我々が高齢になって迎える新しい日本を素晴らしいものにしてくれるはずです。

プロフィール

昭和40年 広島県安芸郡府中町生まれ
昭和59年 安芸府中高校卒(第2回生)
昭和60年 日本歯科大学歯学部入学
平成3年 同大学卒(80回) 臨床研修医
平成4年 臨床研究生
平成5年 日本歯科大学歯学部歯科補綴学教室第1講座助手
平成9年 訪問歯科診療に取り組み始める
平成12年 医療法人社団星秀会理事・在宅診療部代表
平成15年 ふれあい歯科ごとう代表、博士(歯学)
日本歯科大学歯学部非常勤講師
日本歯科大学東京短期大学歯科衛生士科非常勤講師
慶応義塾大学大学院非常勤講師
日本プライマリ・ケア学会 学会誌編集委員・評議員、
NPO法人 生と死を考える会 理事
新宿区社会福祉協議会 ふれあい福祉相談員
新宿口腔ケア研究会代表、HADH世話人
「愛は自転車に乗って 歯医者とスルメと情熱と」(一橋出版)
「食べること生きること ~介護予防と口腔ケア~」(北隆館)(監修・著)
「誤嚥性肺炎予防のための口腔ケアと腸管免疫の重要性」(オーラルケア)

(2010年2月25日掲載)

 

松本 一生氏

 No.011 松本 一生氏

(松本診療所ものわすれクリニック理事長・院長
大阪人間科学大学人間科学部社会福祉学科 教授)

-介護する家族の悲しみを支えたい-

介護する家族にはいくつかの悲しみがあります。 ひとつはそばにいるにもかかわらず、十分な介護をすることができない悲しみ、そしてもうひとつはあふれる気持ちはあるものの、遠く離れているために大切なあの人を介護してあげられない悲しみです。
私はこれまでに遠距離介護をする家族を支援してきました。 たとえ遠くに暮らしていても、理解者の協力で介護を続けられる遠距離介護もあります。介護を受けている母親は大阪に、介護者の娘がドイツにいたにもかかわらず娘さんは仲間の協力を得て介護を成し遂げました。
「私たちに何ができるのか」を問い続け、仲間との共感の中で遠距離介護を考えるパオッコの活動に心からエールを送ります。

プロフィール

昭和31年11月生まれ
昭和58年3月 大阪歯科大学卒業
平成2年3月 関西医科大学卒業
平成8年3月 関西医科大学大学院医学研究科(精神神経科学)単位修得(学位未修得)
大阪市立大学非常勤講師 大阪府立大学非常勤講師、日本認知症ケア学会理事
日本家族研究・家族療法学会評議員
日本精神神経学会指導医・専門医
日本老年精神医学会指導医・専門医
精神保健指定医 歯科医師
(社)認知症の人と家族の会 理事
厚生労働省「認知症を知り地域を作る」キャンペーン認知症本人ネットワーク支援委員会委員長
厚生労働省「認知症緊急プロジェクト」ケア高度化事業ワーキングチーム委員
大阪府高齢者介護予防・地域リハビリテーション推進委員会認知症対策専門部会委員
京都市高齢者虐待事例研究会委員
【専門領域】①老年精神医学 ②介護家族・支援職のケア ③高齢者虐待防止
【著書】
『家族と学ぶ認知症』(金剛出版)
『認知症介護サポートマニュアル』(河出書房)
『認知症を生きる』(昭和堂)
(以上、単著)

(2010年1月1日掲載)

 

横石 知二氏

 No.010 横石 知二氏

(株式会社いろどり 代表取締役社長)

-みんなで役割をもとう-

人は自分が社会の役に立つということが、こんなにも大切なことであるのかということを葉っぱビジネスを通じて実感しています。 この事業がスタートして23年になり、今は生産されている方の家族の絆ができてきたことが何よりも嬉しいです。 「うちの息子が帰ってくるっていようわぁ~」と涙を浮かべて話してくれるおばあちゃん達にとっては人生最高の幸せを感じてくれています。 自分の生まれたところに誇りをもてる。 このことは口でいうのは簡単ですが、全国のほとんどの田舎では、「こんなところに住んでいても何もいいことはない」というのが現実です。 都会へ憧れ、どんなに貧しい生活をしても子供を都会に出す。 誇りをもつなんて夢のような世界だったと思います。 それがこの事業は田舎でなければできないという大特権商品だっただけに誇りと自信そして笑顔へとつながったことが大きな成果となりました。
この町に生まれてよかったという声があちこちで聞こえてきます。 「人は誰でも主役になれる」私はこのことをいつも心のどこかに持ち続けています。 人は出番があるということに喜びがあります。 今まで出番の無かったおばあちゃん達はまさに主役を演じています。 笑顔は人生最高の宝物です。 今都会に暮らす人々でこんな笑顔で仕事をしている人がどれだけいるでしょうか。 人が生きていくのに大切なものは何かを教えてくれています。 一人一人が自分の存在感をもち社会と繋がって生きていくこと。 たくさんの人に出番をつくっていこう。役割をもってもらおう。 そうすれば、遠距離介護に悩む人が減っていく。 その仕組みづくりが大切なような気がします。

プロフィール

1958年生まれ
1979年3月 徳島県農業大学校 卒業
同年4月 上勝町農業協同組合へ営農指導員として入社
2002年4月 役場を退職。株式会社いろどりの取締役就任
2005年5月 代表取締役副社長就任
2007年7月 「News Week(日本版)」世界を変える社会起業家100人に選出
2009年5月 代表取締役社長に就任
2007年9月 著書『そうだ、葉っぱを売ろう!』 ソフトバンククリェイティブ
2009年2月 『生涯現役社会のつくり方』 ソフトバンククリエイティブ など
アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー日本大会特別賞受賞(2002年)
地域活性化貢献特別賞受賞(2002年)。日本ソフト化大賞受賞(2003年)
日経情報化大賞CANフォーラム賞受賞(2005年)
フィランソロピー大賞特別賞受賞(2005年)

(2009年12月2日掲載)

 

樋口 恵子氏

 No.009 樋口 恵子氏

(NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長)

-遠距離介護の仲間づくりと情報交換に取り組む

パオッコの皆様にエールを送ります-

世界的に見ても遠距離介護は増えつづけています。アメリカの場合、西海岸と東海岸に離れて住む親子は少なくありません。しかしインターネットを使って親の地域の介護資源を調べ、親に情報を届けるなど気をつかっている子どもたちは大勢います。こうした気づかいのきずなをより確かなものにするために、社会も心をこめて支援したいと思っています。
パオッコの活動は、介護というものの認識を変える役割を果たしたと思います。介護の基本は、たしかに食事・排泄などのお世話ですが、一方で要介護者の心の支えとなるまなざしが必要です。遠くからであっても、必ず見守っているメッセージを送り続けること、遠距離でも一定の面接を実行すること、老親を見守るまなざしこそ介護の基本のまた根底にある基本であることを世にアピールした功績は大きいです。ご発展をお祈りします。

プロフィール

1932年東京生まれ
東京大学文学部美学美術史学科卒業・東京大学新聞研究所本科修了
時事通信社・学習研究社・キヤノン株式会社を経て、評論活動に入る
「女性と仕事の未来館」初代館長
現在、評論家・NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長
東京家政大学名誉教授
「高齢社会NGO連携協議会」代表(共同代表)
「祖母力」(新水社)
「私の老い構え」(文化出版局)など著書多数
内閣府男女共同参画会議議員、「仕事と子育て両立支援専門調査会」会長
社会保障国民会議委員、などを歴任
現在、高齢者医療制度に関する検討会メンバー等
パオッコ名誉会員

(2009年8月19日掲載)

 

島村 八重子氏

 No.008 島村 八重子氏

(全国マイケアプラン・ネットワーク代表)

-大切なのは心の距離-

私たちの団体には、親のケアプランの自己作成をしている方がたくさん会員となっています。 親のケアプランを立てるなんて、同居でなければできないと思われがちですが、インターネットなどを活用して自己作成をしている遠距離介護者も結構います(中には海外も!)。 日常の介助はできなくても、親のこれまでの生き方に合ったサービス、望みに沿った事業所を選んで、住みなれた地域での暮らしをサポートする…、親が表現できなくても代弁者となって担当者に伝え、現場の潤滑油となる…、それは思いがたくさん詰まったすばらしい親孝行です。
「ケアプランを立てることでたくさんコミュニケーションを取ることになって、親のことをたくさん知ることができた」「こんな介護の形もあるんですね」。 そんな感想が聞かれます。 介護は決して、そばにいなくてはできないことではないと思います。 遠くにいても、心の距離さえ近ければ、いい介護ができるのだと思います。

プロフィール

東京女子大学卒業
20年間の専業主婦生活を経て、
義父の在宅介護と看取りをきっかけに高齢者介護問題に関心を持つようになる
2000年の介護保険施行時より2007年10月まで、義母のケアプランを自己作成
2001年9月、全国マイケアプラン・ネットワークを立ち上げて利用者が主体的にケアプラン作成に
かかわるための活動を展開
著書に「介護のための安心読本 わが家のベストケアプランをつくろう」
「福祉マンションにある暮らし 老いて居心地のいい住まい」
「家族と住まない家 血縁から暮らし縁へ」(共著)【すべて春秋社】
パオッコ名誉会員
※全国マイケアプラン・ネットワーク:http://www.mycareplan-net.com/

(2009年4月30日掲載)

 

中田 京氏

 No.007 中田 京(なかた・きょう)氏

(千葉県松戸市議会議員)

-役所は市民のためにあります。

信頼関係を築いてください!-

離れたところにいる親が心配だけど、今すぐには行けない、どうしよう、という方には、「親御さんがお住まいの自治体の役所に電話するといいですよ」とお勧めします。 高齢者福祉の担当につないでもらい、自分と親御さんの住所、氏名、心配な内容を話してみてください。 誰かが様子を見に行くなど、それなりに対応してもらえます。 但し、今日は難しいが何日後には行けるとか、緊急連絡先などもきちんと告げて、お互いの信頼を築いていくようにしてください。
既に介護保険を利用しておられる場合は、ケアマネージャーとの連絡のほうがいいでしょう。 でも、介護保険の保険者でもある行政に、離れていても心配している子供がいることを確実に伝えることが、独居や高齢者世帯の場合には特に大切です。

プロフィール

1952年生まれ
1994年から松戸市議会議員
無党派無所属のいわゆる1人会派の議員として活動しています
配偶者は、離れて住んでいた99歳の父親と97歳の母親が最期を迎えるまで定期的に訪ねることを続け、
相次いでなくなった両親の三回忌を済ませた次の年に本人も他界しました。
パオッコ名誉会員

(2009年4月20日掲載)

 

舛添 要一氏

 No.006 舛添 要一氏

(厚生労働大臣・参議院議員)

-介護の悩みは抱え込まないで-

母の遠距離介護は私にとって日本の現実を見つめることになった原点です。 当時は介護保険制度もありませんでしたが、今や制度が創設されてはや9年になります。 これに伴い「介護はプロに」「家族は要介護者の心の支えを」という流れに変わりつつありますが、実際には以前の私と同様ご苦労されているご家族も多いと思います。
このような状況を踏まえ、厚生労働省ではパオッコの太田理事長にもご参加いただいて「安心と希望の介護ビジョン」を策定し、介護が必要な方を身近で支えている家族にも目を向け、適切な休息やサービスの充実などを進めることとしております。
介護についての悩みなどがありましたら、是非市町村が設けている最寄りの地域包括支援センターやケアマネジャーさんにお気軽にご相談下さい。
大切なのは、介護の悩みをご家族だけで抱え込まないことです。 皆さんが笑顔で暮らすことができるよう、全力でサポートしてまいります。

プロフィール

1948年11月29日福岡県北九州市生まれ
1967年3月31日福岡県立八幡高等学校卒業
1971年6月30日東京大学法学部政治学科卒業
1971年7月1日東京大学法学部政治学科助手
1973年9月~75年6月パリ大学現代国際関係史研究所客員研究員
1976年9月~78年6月ジュネーブ高等国際政治研究所客員研究員
1979年4月~89年6月東京大学教養学部政治学助教授
1989年7月~舛添政治経済研究所所長。1993年~岐阜森林愛護隊
1999年2月~01年8月国際大学GLOCOM主任研究員・教授
2001年7月~参議院議員。2007年8月~厚生労働大臣
趣味・特技:乗馬、ゴルフ、スキー、柔道(講道館二段)、クロスカントリー(4WD)

(2009年3月31日掲載)

 

角田 とよ子氏

 No.005 角田 とよ子氏

(社会福祉法人浴風会 介護支え合い電話相談室 室長)

-暮らしの拠点を大切に-

全国から電話相談を受けていますと、いろいろなお国なまりをお聞きします。 ほのぼのと温かかったり、威勢がよかったり、人情味に溢れていたりします。 こんな言葉に囲まれて暮らしているんだなあと思うと、この土地を離れたくない、ここで最期を迎えたいというお年寄りの気持ちがわかるような気がします。
一方、郷里を離れて暮らしている子どもにも、20年30年と培ってきた暮らしがあります。 簡単にUターンはできません。
介護支え合い電話相談で、「遠距離介護をしています」とはっきりおっしゃる方からは、「私はこういう介護方法を選びました」という心意気を感じます。
親子双方の願いを叶えるための「遠距離介護」ですから、さまざまな介護サービスや支援策を利用し、パオッコのようなネットワークに参加して、明るく乗り切っていただきたいと思います。

プロフィール

1957年埼玉県生まれ
お茶の水女子大学家政学部卒
高校の家庭科教員と大学の教務補佐員を経て、2004年より現職
子育てに専念していたときの仲間とNPO法人生活企画ジェフリーを設立
ありがとう介護研究会の事務局も務める
介護支え合い電話相談 0120-070-608 10:00~15:00(土日、祝日、年末年始は休業)
ホームページ:http://www.yokufuukai.or.jp/
最新の執筆原稿:エルダー 2009年2月号 団塊の世代が抱える不安とは…
【親の介護問題】介護の不安に備えてhttp://www.jeed.or.jp/data/elderly/elder/200902.html
パオッコ名誉会員

(2009年3月14日掲載)

 

香山 リカ氏

 No.004 香山 リカ氏

(精神科医・立教大学教授)

-子供が自分自身を生きること。それが親の幸せ-

病院の診察室で、介護される側の高齢者とお話をする機会があります。
「お子さんは遠くにお住まいですか。 それはご不便ですね」と言うと、ほとんどの方は「からだも心も弱ったお年寄り」から父親あるいは母親の顔に戻って、きっぱりとおっしゃいます
「いいえ、子どもはがんばって自分の生活を送っているのです。それは私の自慢なのです。 電話をくれたりたまに顔を見せてくれるだけで、本当にありがたい。」
親にとっては、子どもがつきっきりで介護してくれるのも幸せかもしれないけれど、遠くにいても自分の足でしっかり立って、仕事や家事、育児にがんばっているのも、同じように幸せなのではないか、と私はその人たちの話を聞きながらよく思います。
いまの自分に自信を持って、あなたを誇りに感じてくれているお父様、お母様に明るい顔を見せましょう!

プロフィール

1960年7月1日北海道札幌市生まれ
東京医科大学卒。学生時代より雑誌等に寄稿
その後も臨床経験を生かして、各メディアで社会批評、文化批評、書評など幅広く活躍し、
現代人の“心の病”について洞察を続けている
専門は精神病理学だが、テレビゲームなどのサブカルチャーにも関心を持つ
パオッコ名誉会員

(2009年2月20日掲載)

 

石川 牧子氏

 No.003 石川 牧子氏

(日テレ学院学院長)

-気分転換のすすめ-

遠距離介護は相手の事が見えないだけに、心配でたまらないものです。
決して冷たい気持ちで言うのではありませんが、心配して心配して相手が治るのならば大いに心配もしましょう。 けど、実際はそうではありません。 ならば、意を決して、気持ちを切り替えるのはどうでしょうか。 確かに経済的には大変厳しかったです。 が、私が父と母の遠距離介護を続けられたのは時間と距離が気持ちの切り替えとなったからでは、と今おもうのです。 介護者の気分転換です。
その分相手と向き合ったときに、あたたかな眼差し、言葉、スキンシップが可能となったのではないかと……。 私達がハラハラ、ドギマギしている間、父や母の時間はゆっくりゆっくり流れているのです。 きっと、待っててくれますよ、あなたが介護に訪れる時を。その時、濃密な時間を過ごしましょう。

プロフィール

東京女子大学短期大学部英語科を卒業と同時に、日本テレビにアナウンサーとして入社
以来、「アメリカ横断ウルトラクイズ」「ジャストニュース」などの番組でキャスターを務め、
アナウンス部長をを経て、現(株)日テレイベンツ常務取締役、日テレ学院学院長
また、仙台大学客員教授も務める
主な著書に「お母ちゃんが起きられなくなった――東京 仙台 遠距離介護記」(小学館文庫)など
パオッコ名誉会員

 

長田 久雄氏

 No.002 長田 久雄氏

(桜美林大学大学院老年学研究科教授)

-完璧を目指さないで!-

遠距離介護は、もともと大変なことですから、無理せず、あせらず、悩みを一人で抱えこまないで、遠慮や躊躇なく支援を受け入れてください。 ここで受けた支援は、いずれお返しできる機会があるはずです。

プロフィール

早稲田大学大学院修了
東京都老人総合研究所
東京都立保健科学大学勤務を経て現職
パオッコ顧問

 

関 孝敏氏

 No.001 関 孝敏氏

(北海道大学大学院文学研究科教授)

-遠距離介護の今とこれから-

加速する少子高齢化と団塊(魁を含む)世代のリタイアは、今後、遠距離介護をさらに増大させ、「老老」遠距離介護の形態をも生み出すでしょう。 『介護の社会化』の量と質の整備と保障がますます求められます。 会員諸氏の貴重な実践は、介護に身を置く多くの人たちの力強い味方であり共有財産です。

プロフィール

家族社会学・地域社会学・災害社会学の研究に従事
札幌から姫路へ
1ヶ月半に一度くらいの割合で老母(88歳)の生活介護に通う
パオッコ顧問

 

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