遠距離介護コミュニティ

NPO法人パオッコ NPO法人パオッコ

遠距離介護とは

遠距離介護ってどんなこと?

遠距離介護を乗り切る心得11カ条

A
 離れて暮らす親に、できるだけ自立した楽しい暮らしを送ってもらえるよう応援することです。

現状より介護の度合いが重くならないよう予防することでもあります。


遠く離れて暮らす親の食事介助や、トイレ介助なんてできっこないという声を聞きます。
確かに遠く離れて暮らしながらそのような日常的な介助や介護を行うことは難しいと思われます。

遠距離介護という言葉は、パオッコ代表太田が1998年に出版をした「もうすぐあなたも遠距離介護」の取材をしているときに思いつき、本のタイトルにした「新語」です。
取材では、都会で暮らす多くの子が、故郷の老親のことを気にしつつ、その生活を応援していることを知りました。

「応援」とは、いわゆる「身体介護」ではない場合が多いことを知りました。
では、何をしているかと言うと…?
親の話し相手になったり、変わった様子がないかの確認をしたり、ちょっとした家事の手伝いをしたり…。

電話や帰省を通して、1日も長く「今」の健康状態を保ち「今」の暮らしを継続してもらえうように応援するのです。

日ごろから親子のコミュニケーションを密にすることで、子は親の異変に気づくことができます。

具合が悪そうなら受診を勧め…
家事が大変そうなら家事援助のホームヘルプサービス利用を勧める。
適切なタイミングで、適切な行動をとることで、事態の悪化を防げることもあるのでしょう。

介護の必要な状態になることを予防しようという意味も大きいので、介護保険の認定でいえば「自立」となるような親のところへ度々通う子どもも少なくありません。

このように、「遠距離介護」とは、何も特別なことではなく、誰もが自然と行っている行動のことを意味します。

ページトップ