墓じまい

2024.11.30
漫筆

関西在住のほかちんと申します。妻と二人暮らしの酉年生まれです。折に触れて感じたことを書きます。

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先月は母の三回忌。久しぶりに姉弟と墓参り。そこの霊園には多数の墓があるが、供える花はほとんどが造花。私たちも両親の好物とともにダイソーで買った造花を供え手を合わせた。


前夜、高校時代の友人数人が集まってくれて一緒に飲んだ。墓参りで帰ってきたためか、お墓の話になった。

今は市内に住むが県内の島出身のA君「先祖代々の墓まで片道2時間かかるとたい。墓ば移したかばってん、うちが本家だけん、親戚筋に了解とらんといかん。どぎゃん話したらよかか頭が痛か」

わざわざ隣県から来てくれたB君「姉ちゃんが近くに住んどるばってん、嫁に行った身、いつまでも頼るわけにもいかんし子供たちも九州に戻ってきそうにないけん墓じまいも考えよる」

ひとりを除き、皆、それぞれお墓の悩みがあった。

ちなみに「NHK 墓じまい」で検索すると今年放送された「あさイチ」や、各地方局の特集が出てきた。世間の関心が高いのがわかる。

姉が関東、私と弟は関西、九州のお墓は遠い。4年後の七回忌には真剣に話し合うことになりそうだ。(了)