パオッコの活動
離れて暮らす親のケアにかかわるパオッコスタッフの日常とつぶやき、
そして遠距離介護に役立つ情報などをお届けします。
▼新型コロナの影響をおしえてください(パオッコ通信より)
2020/04/26
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□■□ NPO法人パオッコ「遠距離介護コミュニティ」
■□月刊「パオッコ通信」http://paokko.org/
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+■□vol.117☆2020.04.26
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【新型コロナの影響をおしえてください】 ……………………………☆
パオッコの理念は「ひとりの経験はきっとみんなの役に立つ」です
☆いま、皆さんは、離れて暮らす親とのことで何に悩み、
どのような課題と向き合っておられますか。
もしよかったら、おしえてください。
<パオッコへの投稿お願い>
・離れて暮らす親とのことでの悩み(会えない不安、親が寂しがっているなど……)
・親は通常通り介護サービスを利用できているか
・親は通常通り診察、薬の処方を受けているか
・不要不急ではなく「重要至急」なので帰省しているという体験(配慮していること、親や周囲の状況など……)
・コロナでのさまざまな課題を解決するためにおこなっていること
・パオッコ会員にお勧めしたいこと
など……
文字数は自由です(もし可能なら性別と年齢を教えてください)。
個別のご相談には対応できませんが、必ず、今後の活動の参考にさせていただきます。
※ご投稿は匿名でパオッコ通信、パオッコウェブサイトなどで公表させていただく場合がございます。
※ご記入いただいたすべての個人情報は厳重に管理します。
※パオッコの判断で、ご投稿原稿の整理・手直しをさせていただく場合がございます(原則ご連絡はいたしません)。
☆お待ちしております。
宛先:info@paokko.org <件名;「コロナの影響」でお願いします>
【役立つコラム】 ……………………………☆
●介護で同居「呼び寄せ」「実家に戻る」
満足!後悔? 事例集
パオッコ理事長の太田差惠子が寄稿しました。
新型コロナが落ち着いたあとのご参考に。
【事例1】
親を呼び寄せて上手くいった ― 今のところ満足しています
【事例2】
親を呼び寄せて上手くいかなかった ― 「帰りたい」を連発
【事例3】
子どもが実家に戻って上手くいった ― 単身戻り、看取りました
【事例4】
子どもが実家に戻って上手くいかなかった ― 母娘の関係がギクシャク
↓続きはコチラから↓
https://www.my-kaigo.com/pub/individual/chiebukuro/enkyori_kaigo/
(他団体サイト:MY介護の広場(明治安田生命グループ))
【あとがき】 ……………………………☆
日本全国、いえ世界中で、「いつ、終わるのかな」という会話がなされていることと思います。
遠距離介護では、もともと1,2か月は親とは会わないことが一般的です。
ですが、それは地元のサービス体制が整っている前提。
長期化すると……。「介護崩壊」という言葉も聞こえてきます。
とはいえ、発症2日前から感染させる可能性があるといわれると……。
なかなか帰省できません。
解決策が見つかりませんが、皆さま、どうされていますか (*^^)v
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□ ご友人などへの転送歓迎します。
引用、転載される場合、出典月刊「パオッコ通信」と明記してください。
なお、掲載媒体を送信・通知していただけると幸いです。
□ ご意見やお問い合わせは、このメールではなく
mailto:info@paokko.org (パオッコ事務局)宛にお願いいたします。
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NPO法人パオッコ ?離れて暮らす親のケアを考える会?
mailto:info@paokko.org http://paokko.org/
月刊「パオッコ通信」vol.117☆2020. 04.26━━━━━━━━
oota
▼2016遠距離介護セミナー開催のお知らせ
2016/09/25
今年も遠距離介護セミナーを開催します。
セミナー詳細・お申込みページの立ち上げはまだですが、ブログで先に概要をご紹介します。
「子のココロ親知らず 親のココロ子知らず」
親と向き合う知恵とコツ
東京会場:2016年11月13日(日) 13:00 – 16:00 @AP品川
大阪会場:2016年11月20日(日) 13:00 – 16:00 @AP大阪梅田茶屋町
参加費無料
定員:各会場100名
今回は医学博士で桜美林大学大学院老年学研究科教授の長田久雄先生をお招きし,
1部は先生の講演、2部は専門家と遠距離介護体験者2名を交えたアドバイストークです。
☆申込み受付開始は2016年10月11日(火)10:00から
メルマガ 「パオッコ通信」でいち早くお申込みのご案内をいたします。
今からたくさんの方のご来場をお待ちしています!
sasaki
▼夏休みの帰省で親とどう話す?
2015/08/09
太田です。暑い日が続きます。
お盆休みに入った方も多いでしょう。
そして、実家に帰省?
7月30日付けの日本経済新聞で「夏休みの帰省で親とどう話す?」がテーマの記事が掲載されました。記者の方がパオッコのサロンを取材にこられました。
親子の会話、簡単のようで難しいですね。
日経2015.7
oota
▼2014年 新春
2014/01/04
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
2014年のパオッコはウェブのリニューアル、パオッコサロン、セミナー、その他諸々、
大忙しの予感。
お正月モードも明日まで。名残惜しいけれど、気を引き締めて取り組んでまいりたいと思います。
(シルヴィア)
sasaki
タグ: パオッコの活動
▼遠距離介護セミナー 新聞掲載記事
2013/12/24
2013遠距離介護セミナー東京会場の取材記事が新聞に掲載されました。
sasaki
▼2013遠距離介護セミナー<東京> 大盛会に終了しました
2013/11/04
今年度も「遠距離介護セミナー」を開催!
テーマは『在宅?施設?離れて暮らす親の介護場所を考える』です。
2013年10月20日 (日) 東京品川で開催しました。
あいにくの雨天のなか、100名以上が参加くださいました。
会場全体で、遠距離に暮らす親の介護場所について考えました。
専門家と共に、実際に親の施設介護を選んでいる体験者が2名登壇。
親はサービス利用や施設入居を拒否するケースが多々あります。
参加者からも、「どうやって、親を説得すればいいのですか」という質問があがりました。
「最初は嫌がりました。見守って、ほんとうに大変になったとき、親も納得しました」
「介護の専門職に味方になってもらうのがいいんじゃないでしょうか」
また、子が親の施設入居を選択するときの「罪悪感」についても話しが及びました。
「要介護で在宅、しかもひとり暮らしのケースでは、危険と隣り合わせです。それでも、在宅が良くて、施設が悪いといえるのでしょうか」
「親と子それぞれが、『施設を選ぶ』ための『納得の手続き』が必要なのでは。焦らないことが大切」との意見も。
正解のない難しいテーマですが、会場からは『悩んでいるのは自分だけじゃなかったんだ』という安堵の声が聞かれました。3時間半と長丁場のセミナーですが、瞬く間に過ぎ、充実した時間となりました。「生の声」と「本音」がいっぱい…。
雨天のなか、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
11月10日は大阪会場で皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。
sasaki
▼2012年 新春
2012/01/02
あけましておめでとうございます。
昨年は艱難辛苦の事多く、日本中が重苦しい空気に包まれた記録と記憶に残る年でした。新しい年となり、今年はみなさまに明るい光がたくさん降り注ぐような幸せが訪れますように、良い年となることをお祈りしています。
パオッコでは今年も遠距離介護について情報発信し、多くの方々に役立てていただけるように努めてまいります。
本年もどうぞよろしくお願いします。
sasaki
▼ボランティアさんと食事会
2011/02/21
おとといの土曜日はボランティアでパオッコをお手伝いいただいているみなさまと新宿でランチをしました。男の方々もお誘いしたけど、ふたを開けたら女子会でした。
総勢15名。楽しかったです?
遠距離介護真っ只中の方、もうご卒業された方、いろいろな方がいらっしゃいます。セミナーの運営や日ごろの印刷物発送など、ボランティアさんなしにパオッコは成り立ちません。いつも大きなお力をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。
会計でお世話になっているOさんが食事会にプロっぽいおニューなカメラを持ってきていました。湯島天神で梅の写真を撮ってきたそうです。そのステキな写真はこちらです?
Oさん、いつもたいへんな仕事をひきうけてくださりありがとうございます。
この場を借りて、大感謝の気持ちを伝えます!!
(シルヴィア)
admin
▼2011 謹賀新年
2011/01/07
新年おめでとうございます。
みなさまの一年が良い年となりますようにお祈りしています。
パオッコは今年も遠距離介護に役立つ情報を発信していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。そして、今年もセミナーをプラン中です。決まりましたらウェブで発表いたします。
さて、昨年の遠距離介護準備セミナーで参加者にプレゼントした ”遠距離介護の準備に役立つ冊子”が大好評でした。
「私も欲しいんですけど」というお問い合わせをたくさんいただいたので、セミナーにお越しいただけなかった方にも配布することになりました。
詳細はパオッコウェブトップページのバナーをクリックしてください。
2010遠距離介護準備セミナー東京会場のご報告が出来ていませんでした。とりあえず雰囲気だけでも写真でお伝えします。
sasaki
タグ: テレビ、遠距離介護セミナー, パオッコの活動, 遠距離介護
▼2010遠距離介護準備セミナー 大阪セミナー報告
2010/11/18
先日11月8日に行われた「遠距離介護準備セミナー」 “どうする!? どうなる!? 離れて暮らす親の介護”のご報告です。
セミナーに参加してくださった方へは確認のため、
参加ができなかった方には、ちょっと長めのご報告です!
今回で4回目になったこのセミナー。150人ほどの来場者で大盛況!
開始時間30分前くらいから続々と来場して下さり、
受付でお渡しした冊子…今回セミナーの目玉です!…
「不安」を「行動」に変える知恵の保存版
遠距離介護 行動の3つの柱 対話・情報・お金
ゆっくりとご覧になっている方々がいっぱいいらっしゃいました。
さて、セミナー第1部は、
「体験者と専門家によるお悩み軽減!遠距離介護アドバイストーク」。
登壇者のお1人「白戸望氏」は介護支援専門事業所を開いていらっしゃいます。
ケアマネ試験の第1回目の合格者で、このお仕事に18年間取り組んでいらっしゃる大ベテラン。
「利用者の方がやってほしいと思っていることを、プランニングして実現したい!」
と、熱く語っていらっしゃいました。
もう1人の登壇者は「桶谷浩氏」。
社会保険労務士でもある桶谷さんは、実はパオッコの会員でもあり、遠距離介護の経験者。
「遠距離介護は10年前から。年に何回か帰省しながら親のお金の管理をしていましたが、その頃はそんなことは介護とはいわれていませんでした!」
「社会保険労務士としては、親の介護を考えている人が、やがてやってくるご自分の老後や介護資金をシュミレーションする人が少ないことが気になります」。
来場者からは、
「親と同居すると介護保険サービスが制限されてしまう。そのことをケアマネや行政に相談すると、『サービス利用の条件は別居』といわれてしまうが、それってヘン!」
と今の介護サービスへの疑問や、
「『親から離婚して面倒を見るべきだ』といわれてとても辛い」
「親を看ている自分に相続面での優遇があってもいいのでは?」
など、率直な意見が寄せられました。
■「同居していない介護」への負い目解消
親に介護が必要になった場合、まず一般的に頭に浮かぶのは「同居」です。自分たちの生活もあるため、なかなか同居ができない子はどうしても負い目を感じてしまいます。
しかし…白戸氏は、
「親は、自分が介護されるために子供のところに行くというのは耐え難く、自分が今生活をしているところで住み続けたいという思いが強い」
と呼び寄せられる親の気持ちを代弁し、
「高齢期になった親が、住み慣れた土地から離れるということ自体が大きなストレス。呼び寄せるのであれば、親が新しい土地でどのように生きていけるのかを考え立てから呼び寄せてほしいと思います」
と、呼び寄せ介護の弱点をキッパリ。
パオッコ理事長の太田氏は、取材での体験談を披露。
「身を切るような思いで公認会計士の仕事を辞め、同居介護に踏み切った女性。
仕事をやめたことを後悔し、悔し涙を流すのですが、
自分のために会社を辞め、後悔して泣いている娘の姿を見る親はどんな気持ちになっているだろうか?」
と視点を変えての問題点をあぶり出し、また
「都会に呼び寄せたあと施設入居になってしまった高齢者は、なかなか聞き取れない方言のためコミュニケーション不足になり、施設内で孤立しがち」
と、親の呼び寄せの難しさをあげていました。
「島根に住む母を東京へ呼び寄せるということは考えになかった」と桶谷氏。
「言葉も違うし環境も違う。東京での同居は住宅事情も考えても難しい。それだったら今まで住んでいる土地で施設入居を…と考えたのです」
と、遠距離介護の実践者の素直な気持ちが伝わってきました。
■ケアマネさんと介護サービス
介護保険で使えるサービスのほか、自治体や民間業者が行っているサービスがいろいろあります。
「介護サービスは、介護保険サービスを含めたくさんある。それらのサービスの中から親の希望にあったものをさがしてくれるのはケアマネさん。ケアマネによって介護は違ってきます。いいケアマネを捜してほしい」
「そして、親が住んでいる地域を担当している地域包括センターをもっと活用すべきです」
と遠距離介護のコツの一つでもあるケアマネさんとのつきあい方と、地域包括センターの利用をアドバイスした太田氏。
「こうしてほしい」という本人や子どもの意思をうまく受け取ってもらえない…つまり、意思疎通がうまくできない場合はどうすればいいのかという疑問がわきます。それに対して、
「最善策を考えてもらえないようであれば、ケアマネも、介護事業者も変えることができます」
と、白戸氏。
■介護の主役は親です
同居であっても、遠距離介護であっても、介護の主役はあくまでも親本人。
「いろんなサービスを使うことによって、その方らしい生き方を考えていくことが大切」「本人が一番望む生き方を支えていくべきだと考える」
と白戸氏は強調します。
「私たちが自分の人生を考えるように、親はどうしたいのか?と対話をしながら考えることが大切です」
と太田氏も声を揃え、その上で、
「親を中心にして、周りに子供、親族、地域、行政そして専門職がいるという介護スタイルがベストです。まずはチームを組み、1人で抱え込むのはやめましょう」
遠距離介護のスタイル提案に、会場の参加者は大きく頷いていたのが印象的でした。
■お金のこと
介護資金はとても大きな問題です。
遠距離介護をする人にとってはまず、問題になってくるのは帰省するための交通費。
「親が介護のために帰省してきた子に交通費を払うことで、来てもらっている負担感が軽減しているようだ」(太田氏)
と取材での親の話を織り込みながら、パオッコの会員の半数近くが親から交通費をもらっているというパオッコでのアンケート調査結果を披露。
この話に会場からは、『そうか?』という声なき声が聞こえてきました。
そして、今回のセミナーでの大きな話題でもある「同居をするために仕事をやめようと考えている方へのアドバイス」へ話が移っていきました。
「あと何十年かすると、我々は介護される側に回る。その時のことを同時に考えながら親の介護をしていく必要がある。
自分の老後にもお金が必要なのに、介護をしているときには、なぜかご自分の老後は見えていないし、そのことを考える人が少ない」
と、桶谷氏は警鐘を鳴らします。
「早く退職すると、年金と退職金が減る。そして、地方で再就職をすることができても生涯賃金は8割減が一般的。そう考えると、仕事をやめないで、今あるお金の中から交通費を出し、笑顔を見せてあげる方がベスト」
などの社会保険労務士の立場での発言は、会場の参加者の注目を浴びました。
太田氏も
「介護とお金ということは少し前までは「汚いこと」のようにいわれてきたが、遠距離介護で苦労してきた人ほどお金の大切さを訴えます。介護とお金は密接な関係にあるので、親の介護と同時に自分たちの生活設計も考える必要があります」
■最後に…
「介護はいろいろな立場の人と人とがコミュニケーションをする大きなきっかけ。みんなでやっていこう、という繋がりが大切です」と白戸氏。
桶谷氏は、「介護は長く続くものです。親だけではなく、自分の人生も考えるという視点が大切だと考えます」
最後に太田氏。
「介護は、介護をしている子が中心になりがちですが、親の人生をどう応援していくのかということです。
そのために、本人を取り巻く人たちと対話をし、情報を収集し、介護にいくらかけるのかを考え、自分自身の人生も考えていきましょう」と会場の参加者へのエールを送って終了しました。
第2部は精神科医 香山リカ氏の「親の老後、自分の老後」と題した特別講演。
香山氏も、北海道に暮らす親の遠距離介護をしていらっしゃるとか。
講演に先だっての太田氏との質疑応答で
「親の面倒を見なければいけないのに、病院で患者さんを看ていていいのだろうか?と悩むこともある」
「でも、親の介護と自分の仕事とは同じ次元で考えないようにしている」
と、ご自身の葛藤や何気ない回避の考え方などをお話しくださいました。
そして、「同居介護ができない」と負い目を感じている参加者に、
「親が子供を産んだとき、“自分を介護してくれる人を育てよう!”とは思ってはいないはず。“自立した大人に育てよう”と思って生んだはずです。ですので、自立した大人になった私たちの人生を大切にすべき」
とのアドバイスに頷く参加者が多数いました。
楽しいジョークを交えながらのトークで、
「頑張って介護をするのが親孝行!」と肩に力が入っている私たちの緊張をほぐしながら、精神科の医者として、そして遠距離介護者としての立場での講演に、セミナー参加者も真剣に聞き入っていました。
sasaki