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離れて暮らす親のケアにかかわるパオッコスタッフの日常とつぶやき、
そして遠距離介護に役立つ情報などをお届けします。

▼「遠距離介護で自滅しない選択」を出版!

2019/12/13

遠距離介護で自滅しない選択

「遠距離介護で自滅しない選択」(太田差惠子、日本経済新聞出版社)

多くの子(子と言っても中高年)の「ココロの声」です。

「高齢の親を1人にしておくのは親不孝なのでは……」

「いつかは自分が仕事を辞めて、親元に帰らざるをえなくなるのでは……」

「自分だって若くない。通いがつらい」

「『この家で死ぬ』と言うが施設に移って欲しい……」

 

これまで出会った遠距離介護を行う人々の生の声を多数再現しました。

そして、25年以上の取材、NPO活動だからこそ見えてきた、「最終的にどうなる?」までを書きました。

「現時点」だけでなく、5年後、10年後……、看取り期までの見通しです。

中・長期的な体制づくりや子の役割について参考にしていただけると思います。

 

老親と離れて暮らすことは「罪」ではありません。

「遠距離介護」は罪滅ぼしではありません。

できるところまでにしませんか?

割り切りませんか?

あなたが笑顔でなければ、周囲を笑顔にすることなどできません。

 

1章 「同居しなくても介護できる?」――8人のケースより

2章 離れて暮らし続ける「心構え」

3章 「自分の暮らし」を守り抜くコツ

4章 遠距離介護にかかるお金は「親の懐」から

5章 賢く「施設」を利用する

6章 「最期」の向き合い方

 

「遠距離介護で自滅しない選択」

太田差惠子著、日本経済新聞出版社、本体1,400円+税

 

oota

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▼「なにしろ、親のごはんが気になるもので」

2019/06/18

こんな新刊をいただきました!

「なにしろ、親のごはんが気になるもので。 栄養バランスを考えた冷凍おかずの詰め合わせ」
(家の光協会 1300円+税)

著者の金子文恵さんは3年前から札幌への遠距離介護をされています。
月に1週間を札幌で。
あまりおかずを食べなくなった父親に冷凍おかずを作り始めました。
最初は、主菜と副菜をそれぞれ単品で作り置き。
でも、なぜかなかなか食べてくれない……。
そんなとき、友人から「組み合わせることが難しくて選べないのでは?」と助言されたそう。
そして、主菜にいくつかの副菜を組み合わせてお弁当のように1つの容器に詰めた「冷凍おかずセット」を作ったのだとか。
これが大正解!
一時期は50kgを下回った父親の体重は、60kgを超えるまでに回復して一安心だとか。

本書には、おいしそうな写真がいっぱい!レシピの文字も大き目で読みやすい!
遠距離介護先での作り置き料理の参考にしてはどうでしょう。

金子さんは「遠距離介護と冷凍おかず」のレッスンもされているそうです。

7月6日に出版イベントと料理講座が開催されます!

詳細はコチラ

oota

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▼重いテーマだけれど、読んでみました!

2018/02/02

たまたま手にする機会があった新刊。 「ルポ 最期をどう迎えるか」(共同通信生活報道部,岩波書店)
重いテーマながら、もともと新聞連載されたルポなので、読みやすい。丁寧に取材された事例をもとに書かれているので、すーっと頭に入る。

第1章は『自宅で看取る』。
ある家族が『自宅での看取りは現実的ではない』と病院を探したものの、最終的に在宅診療により、自宅での看取りをした事例が紹介されている。『在宅診療は死を看取るだけにあるのではない。患者本人が最期まで尊厳を持って生き抜くためのもの』という訪問看護師の言葉がある。
しばしば耳にするフレーズではあるが、ルポのなかでの言葉のせいか、思わず頷いた。

第2章は『延命治療どこまで』。
これは、パオッコの活動の中でも、しばしば耳にする悩みだ。「胃ろうをしなければ、どうなりますか」と医師に尋ねたところ「餓死されます」と言われ、拒否できなかったというパオッコ会員もいる。そのときは、何と冷酷な表現か、と思ったが……。
本書では、医師の言葉として『口から食べられなくなったらそのまま逝くというのは、飢え死にするということ。それはやはり残酷だ。病院に来た以上『何かしてほしい』と期待されているのだろうから……』と紹介されている。

まだ2章までしか読んでいないが、親の最期というより、自分自身の最期を考える参考に、読み進めたいと思う。
いや、最期というより、そこまでどう生き抜くか、かな。(太田差惠子)

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▼お勧めの本「医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得」

2016/07/15

工藤さん

太田です。続けて3冊目のご紹介!
「医者は知らない! 認知症介護で倒れないための55の心得」 (廣済堂健康人新書)
パオッコ会員のくどひろさんの書かれた書籍です。くどひろさんも、パオッコサロンや遠距離介護セミナーに参加くださっています。

去年の秋に出された「医者には書けない! 認知症介護を後悔しないための54の心得」の第二弾。
著者のくどひろさんは、東京-岩手間の片道500km・5時間を、年間20往復して認知症の母親を介護。
介護離職もされ、現在はサラリーマンではなく、ブログを運営しながらの広告収入、電子書籍の印税で介護生活をされています。

心得49「介護者はただ、そこにいるだけで意味がある」。
くどひろさんが遠距離介護を続ける意味がかかれています。とても共感しました。

Y子さん同様、くどひろさんのブログもお勧めです。
「40歳からの遠距離介護」http://40kaigo.net/

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▼お勧めの本「結局!大丈夫 大丈夫」

2016/07/15

Y子さん

太田です。久しぶりにブログを更新し、お勧め本の紹介が続きます。

上下巻2冊のマンガです。

めぐろのY子よりマンガ「結局!大丈夫 大丈夫」

Y子さん、パオッコサロンにもご参加くださったことがあります!

Y子さんの日常が綴られており、そこには「遠距離介護」もあります。
ネタバレになってしまうので、あまり書けませんが、Y子さんが心の自由を手にしていく過程……。
読んでいくと、自分と重なっていき、読みおえた途端、「うん、大丈夫!」と思える自身がいました(笑)。
遠距離介護って、親との関係にもストレスを抱えがち。そんな方は、ぜひ読んでみてください! 発想を変えることで、ココロが楽になることも。

Y子さんのブログも大人気!「めぐろのY子より」http://ykomeguro.blog84.fc2.com/  本の無料試し読みもできます。

 

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▼お勧めの本「北海道南西沖地震・津波と災害復興」

2016/07/15

関先生

パオッコの顧問の関孝敏先生方の書かれた書籍です。
「北海道南西沖地震・津波と災害復興」 。
1993年7月12日発災「北海道南西沖地震・津波」による激甚被災地奥尻町の災害復興過程に関する20年わたる考察をまとめたものです。
また、「東日本大震災」を踏まえて2013年に実施した奥尻町住民意向調査の結果から、かつての被災経験とその後の復興過程が町民にどう受け止められているかを詳述しています。

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▼2009年3月14日(土)のパオッコサロン:「成年後見って何だろう」

2009/03/06

ご無沙汰しております。中川です。

サイトのトップページでも告知しておりますが、次回のパオッコサロンは、2009年3月14日(土)13時?15時、場所は文京ボランティア・市民活動センター(4階 活動室A) です。テーマは「成年後見って何だろう」です。

今回はパオッコの理事である社会保険労務士さんのご紹介で、成年後見をご専門にされている別の社会保険労務士さんをゲストにおよびしてのスペシャル企画でございます!ゲストの社労士さんに30分程度「成年後見」についてお話をして頂いた後、皆さんとともに「成年後見」のこと、そして親のお金などに関する困りごとなどあれこれを、気軽にお話できたらと考えております。

それではお待ちしております!

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▼2008年12月13日(土)のパオッコサロンは文京区民センター4Fです(場所訂正)!

2008/12/03

こんにちは。中川です。今日の埼玉は快晴です。

次回、2008年12月13日(土)13時?15時のパオッコサロンは文京ボランティア・市民活動センター 活動室A(文京区民センター4階)です。(昨日、違う場所をこの記事に書いてしまいましたので修正しました。すみません。)上記のリンクはマピオンで表示された文京区民センターの場所です。テーマは「施設の探し方」です。

最近はすっかりインタビュー調査からも遠ざかってしまい、現状を知らないので、次回のサロンのためにも安易ですが、最近の雑誌から介護関連の記事を探してみました。

今週、2008年12月08日号の『AERA』では「老人ホーム満室倒産」といった記事がありました。ここで「老人ホーム」とは、有料老人ホームのことです。「満室倒産」とは、入居者が最初に支払う一時金の収入を、満室になった場合には有料老人ホーム側が得ることができなくなり、結果として有料老人ホームの資金繰りが(後々)悪化する可能性がある、ということを意味しているようです。現状ではなく、これからの可能性についての話なのですね。ただ、せっかく『AERA』を買ったのに3ページと短い記事でちょっと肩すかしでした。この記事が今週の『AERA』に載っていたのは、『AERA 臨時増刊 選ぶ介護 2009』を売るためでしょう。で、こちらも買って読んでみました。

「太田差惠子の週刊読み物」でも紹介されているように、『AERA 臨時増刊 選ぶ介護 2009』では「ひとりっ子の孤独な老親介護」という記事を太田さんが書いています。太田さんの記事は、東京→北海道の遠距離介護を続ける実の娘、大阪から東京に父親を呼び寄せた実の息子、東京から四国にUターンした実の娘の3ケースの「ひとりっ子介護」を手際よくまとめたものです。対象者の方の中には親の介護に充実感を持っていた人もおりましたが、一方でケースの中では離婚や離職を伴うものもあり、老親介護との距離をどのようにとるかという問題が「ひとりっ子介護」では1つのテーマであることが、記事からは浮かび上がっています。

今週号の2008年12月6日の『週刊東洋経済』でもやはり介護の特集がありました。これだけ介護の記事が揃っているのは、介護の記事があると雑誌が売れるからなんでしょうね。『週刊東洋経済』の記事はざっくりしか読んでいませんが、ケアマネさんも含めて介護労働者の賃金の低さが問題であり、それは厚生労働省の政策に問題があるということが記事の主張のようでした。でも介護だけで約30ページも記事があったので、お買い得でした。

そうそう、『週刊東洋経済』のこの号を買って一番良かったな、と思ったのは、39ページで紹介されている、民医連の『介護1000事例調査』というものの存在を知ることができたことです。民医連の調査なので、介護保険の制度的欠陥をかなり厳しく批判するトーンの調査ですが、これだけの事例数があると、やはり説得力がありますね。

と、「施設の探し方」については、今ひとつ新しい知識が得られませんでしたが、それは次回のサロンで勉強させていただきます。皆さん、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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▼大西成明写真展『ロマンティック・リハビリテーション』

2008/11/18

中川です。

昨日、新宿三井ビル1Fにある「EPSON Imaging Gallery エプサイト」で展示中の、大西成明写真展『ロマンティック・リハビリテーション』(リンク下部に会場の様子あり)に行ってきました。

大西さんは動物の体の一部だけに迫った『象の耳』(リンク先のNo.19)、人の脳だけを撮った『ひよめき』という写真集なども出版されています。

今回は同名の写真集、『ロマンティック・リハビリテーション』の出版を記念しての展示会です。

写真展では、トゥレット障害という神経性疾患に苦しみながら詩を書いている須藤洋平さんや、著名な免疫学者で数年前に脳梗塞で右半身不随になり、現状の医療福祉制度への発言も多い多田富雄さんなど、困難に向き合いながらもほとばしるようなるエネルギーを持った人たちの姿を見つけることができます。

展示会にはNHKが取材に来ていて、変更がなければ11月26日(水)18時?の『首都圏ネットワーク』の中でこの写真展/集についての特集をするそうです。

展示会は入場無料。11月30日(日)までで期間中は無休。時間は10:30?18:00。

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