遠距離介護コミュニティ

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スタッフブログ

離れて暮らす親のケアにかかわるパオッコスタッフの日常とつぶやき、
そして遠距離介護に役立つ情報などをお届けします。

▼後期高齢者医療制度の対応されていますか?

2008/09/10

 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の保険料は、4月から個別に計算し、個別に年金から天引きされるということでスタートしました。

 ところが、8月から、一部の人は保険料の口座振替が可能になり、妻の分も夫の口座から天引きすることも可能になりました。

 ところがところが、今度はそれを原則にするように改正を検討しているそうです。つまり夫婦の保険料を世帯合算(世帯を基準に計算)。・・これは今検討課題にあがったところなのだそうです。

 これだけクルクル保険料の取り方が変れば国民は混乱するのは当たり前です。本当に何とかしてほしいものですが、ヤレヤレですね。

 そうそう、この8月から始まった制度はみなさんの親は対応されていますか?

 説明が難しいので、誤解を恐れずに簡単に言うと(本当に簡単に)、

 後期高齢者医療制度の保険料は、社会保険料控除の対象となります。

 で、夫の分は夫の年金から、妻の分は妻の年金から保険料を控除された場合、夫の保険料は夫の社会保険料控除対象になり、妻の保険料は妻の社会保険料控除の対象と別々になる。ここで、妻の年金が安い場合はそもそも税金がかからない(年金控除+基礎控除で158万円までの年金には税金がかかりません)ので、幾ら社会保険料控除額があっても、最初から税金は変らずゼロだから意味がない。

 しかし、夫の年金が多額で年金に税金がかかっている&妻の年金が少額で税金がかからない場合、妻の保険料を夫の口座からの口座引き落としができる人はそうしたほうが、夫の税金が夫の社会保険料控除と妻の社会保険料控除、両方使えるので有利になる可能性が高い。 ということ。

 なんだそうですが、実家にいらっしゃるお父さんお母さん、若い人でも頭か帰る面倒くさい事、おわかりになっているでしょうか?すこしヘルプしてあげたらいいかもしれません。

お金の問題

▼終の棲家

2008/08/30

 今日は父親の90歳の誕生日でした。

 ということで、スタッフブログ私個人の最初のカキコミをします。

 父親は2年ほど前からグループホームに入所していました。今年の正月は雪の中を財布を忘れたと大騒ぎし(お金は1円も使わないのに)雪の中を施設に帰るというほどの元気を見せていました。

 それが、春に硬膜下出血をおこして入院、退院して回復の兆しを見せたものの、こんどは水頭症を併発。最近は全く食事が取れない状態になりました。

 グループホームは「常時鼻腔から栄養を挿入するような」状況になれば残念ですが退所せざるを得ません。「最低限の自立歩行」が入所の要件であるのが普通でしょう。ただ寿命はこれから先どうなるか全くわからない。明日かもしれないし何年か先かもしれない、でも現実には寝たきり(本当の意味で寝たきり)の老人がいる。一体どうしたらいいのか、困りました。

 現在は幸いにも病院で、入院しても良いといわれているところがあり、そちらにお世話になっています。しかし、周囲から、本当に長く病院にいられるの? と聞かれたりしますがそれはわかりません。でも今は何か言われるまではそれで続けていくしかありません。医療機関での長期入院は厚生労働省の最も嫌がるところで、何か言われるかもしれない。しかし退所したら次に行くところはどうするのか?病院のたらいまわしをするのか?

 今、病院から、「うちは介護施設ではありませんから、頻繁に患者さんを見に来てください」と釘を刺されています。幸い自分は遠隔地介護ですが、姉は近所にいるのでしょっちゅう行ってもらっている。とてもありがたい限りですが、もしも姉も遠隔地にいたら一体どうしたんだろう、今の病院ではお世話になれなかった。他でも受け入れ困難だったかもしれない。

 現実にこういうことで悩まれる方も多いと思いますが、突然何がどうなるかわからない。介護が完全に終るまでは介護の悩みは尽きないですよね。

 グループホーム、それ自体はなかなかいい制度ですけれど、じゃあ認知証や身体の不自由が進んでどうしようもなくなった場合には退所して、次の受け入れ先を探すような羽目になる。これはまたこれで大変な事なんだろうと思います。

 グループホームに入所するのはいいですが、入所時点で退所になる用件、退所した場合に退所された方がどういう身の振りをされたのか、そういうことを施設の人によく聞いて心の準備をしておくことも大切な事かもしれません。

 

 

 

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遠距離介護の実践

▼パオッコ スタッフブログ スタート

2008/08/26

今日からNPO法人パオッコのスタッフブログをスタートすることとなりました。

遠距離介護の話題を中心に、時にはスタッフの個人的趣味などもおりまぜて、多くの方に遠距離介護やパオッコの活動を知っていただけるように取り組んでまいります。どうぞ宜しくお願いします。



トップバッターを務めるのは、私、シルヴィアです。四国に住む実父の所まで遠距離介護に通っている東京都内在住の40代。手探りで始めた遠距離介護が、もう10年を超えちゃいました^_^;  趣味はピアノとダンス、そして旅や美味しいもの巡りも大好きです。

まずは飛行機で介護に通っている私に欠かせないアイテムの介護帰省パスの話から。

私はJALの利用者ですが、介護帰省パスで本当に助かってます。一番は経済的に。移動費用の捻出で細る一方のお財布もパスの割引のおかげで少しは細りのカーブも緩やかです。年間にするとかなりの節約!

それでも一往復で交通費の合計は4万円を軽く超えるのでタイヘンなんですけど、、、もしパスがなかったら、はるかにそれ以上!!!、、、考えただけで気を失いそう(>_<)

お金以外にもパスは良いことがあるんですよ。それは空席さえあれば思い立って飛び乗れること。移動の自由度が増すので心の負担が軽くなります。そして、私が使っているJALの場合、2親等までパスを持てるので、私の夫にもパスを作ってもらって男手が必要な時などに一緒に来てもらっています。介護の孤独から救われることもしばしば(^-^)

介護帰省割引制度の導入を英断してくださった方々(たしか旧JASが始めた割引制度だと思います)、本当にありがとう。この場を借りて長年思っていた感謝の気持ちを伝えます。

毎日新聞のWEB版によると、航空4社で介護帰省パスを持っている利用者が9万5千人いるそうです。こんなにたくさん仲間がいたんですね? みなさんが各々の事情で遠距離介護をされているんだと思うと勇気がわいてきます。介護帰省割引が飛行機だけでなく電車やバスにも広がることを期待します。

ちなみに、介護帰省割引については各航空会社(JAL,ANA,スターフライヤー、スカイネットアジア)のホームページに詳しく出ています。パスの申込書もPDFで取り出せますよ。

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