遠距離介護コミュニティ

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スタッフブログ

離れて暮らす親のケアにかかわるパオッコスタッフの日常とつぶやき、
そして遠距離介護に役立つ情報などをお届けします。

▼2008年11月8日(土)のパオッコサロン

2008/11/05

皆さん、こんにちは。
パオッコスタッフの中川です。早稲田大学の大学院生で遠距離介護について勉強中です。

サイトでも告知しておりますが、今週末の、2008年11月8日(土)13時から、会員さん向けのパオッコサロンが行われます。いつもの通り、場所は文京ボランティア・市民活動センター 活動室A(文京区民センター4階)でテーマは「親の食事をどうしよう?」です。

私は食事のことは何も知らないので、お勉強に、昔録画した2本のNHKの番組を引っ張り出して見てみました。

1つは、2003年6月14日に放送されたNHKスペシャル「65歳からの食卓?食事調査で見る長寿の秘けつ?」です。私が驚いたのは、紹介されている老夫婦が、奥さんが作った夕食を、旦那さんが別の部屋に運んで野球の試合を見ながら1人で食べているという様子でした。家族がいても孤食ってあるんだな、と考えさせられました。評判が良かったからでしょうか、後にこの番組は番組に協力してた大学の先生が執筆者になって、足立己幸ほか 2004『NHKスペシャル 65歳からの食卓』NHK出版という本として出版もされています。なおこの番組のビデオは、NHK厚生文化事業団の福祉ビデオライブラリーから送料のみで借りることができます。

もう1本はこちら、NHKスペシャル「好きなものだけ食べたい:小さな食卓の大きな変化」。2006年6月4日に放送された番組です。びっくりするような食卓の風景がいろいろでてきて、なかなか興味深いのですが、なかでも、一品だけ栄養価の高いものを食べる「切り札型」という食事の紹介は、耳が痛かったです。残念ながら、この番組の貸し出しはありませんが、こちらもやはり関連書籍が存在していて、それが岩村暢子(いわむら・のぶこ) 2003年 『変わる家族 変わる食卓』勁草書房です。こちらもなかなか面白いですよ。

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パオッコの活動,食事

▼遠距離介護と風邪

2008/11/02

みなさん、お寒うございます。

何かの国家試験(詳しくは知らない)を受けるために上京してきた甥っ子が、そばでゴホゴホと言っております。風邪が流行り始めたようですね。

で、この前知り合いといろいろと帰省の話をしていたのですが、遠距離の移動手段として「航空券の早期購入の正規割引」の話題がでていました。これは上手く使うと「30?35%運賃が割り引かれる介護割引」よりお得なので、使われている方も多いと思いますし、お勧めです(こんなのとかネット検索するといろいろと出てきます)。でも欠点として「キャンセル料金がとても高い」ってのがありますね。

介護施設に「父母を預けられている方」は多いと思いますが、介護施設は「風邪引きの方の来訪はお断り」が普通です。お断りされなくても行かないのが他の入所者の事を考えるとマナー。また、介護施設でなくて実家で面倒を見ている状態(訪問介護)であっても、風邪引きの子供たちが面倒見るのは控えるべきでしょう。何しろお年寄りの体力は衰えていてすぐに風邪に感染してしまいます。

てことで帰省する子供たちが風邪を引いたらどうなるかというと、、、残念ながら帰省をキャンセルするか日程を変更せざるを得なくなる。あるいは盆暮れのような場合には帰省の予定は変更しないにしても、親に会われず施設の窓口で話を聞いてお金を払って帰るというようなことになる。

仕事が忙しくなってキャンセルというのは仕方がない(ある程度みなさん覚悟があると思います)ですが、自分の体調不良により介護予定が狂うのは辛いですね。

親の体調を気遣うのは当然ですが、自分の体調も気遣わないと。

次回の自分の帰省はお正月で、なかなか格安チケットはないですけれど、それは別として風邪を引いたままお正月に帰省して親の顔をみずにまた上京するなんてのは目も当てられません。12月30日頃に風邪など引かないように、今から心しておかないといけません。疲れて布団に入らないままのうたた寝なんてのはやばすぎます。

てことで皆様風邪など召しませぬよう、最近は昼と朝晩の寒暖の差が激しくちょっと気を許すとやられてしまいます。(OK)

健康

▼大阪でもセミナー開催 充実の時間を共有しました

2008/10/21

カナコです。
10月5日(日)東京での開催に続いて10月19日(日)には大阪で、(財)住友生命社会福祉事業団・NPO法人パオッコ主催の遠距離介護セミナーが開催されました。

ご来場くださったたくさんのかたがた、熱心なご参加をありがとうございました。
また、ボランティアでお手伝いくださったパオッコ会員のかたがたにも心からの感謝を。
ご支援いただいたみなさんにお礼を申しあげます。ありがとうございました。

お悩み軽減ディスカッション

お悩み軽減ディスカッション

心に響くお話を聞かせてくださった石川牧子さん、どうもありがとうございました。力づけられました。

石川牧子さんの特別講演

石川牧子さんの特別講演

’08年秋の遠距離介護セミナーについては改めてご報告させていただく予定ですが、ちょっとだけ速報でした。

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パオッコの活動

▼08遠距離介護セミナー 東京会場 開催! 

2008/10/10

シルヴィアです。
10月5日(日)にパオッコ主催の遠距離介護セミナーが開催され、無事に終了しました。

たくさんの方にご来場いただきましてありがとうございました。
とても熱心に話を聞いてくださり、うれしかったです。みなさまの遠距離介護に少しでも役立てていただけたら幸いです。

そしてボランティアでお手伝いいただいたパオッコ会員の方々、ありがとうございました。助かりました。

次は10月19日(日)に大阪会場の遠距離介護セミナーが開かれます。お近くの方、是非是非ご参加ください。

セミナーの雰囲気をお伝えできたらと、写真をupしてみます。

セミナー来場者に最初に来ていただいた受付

ボランティアさんが笑顔でテキパキ応対してくれました。

情報コーナー

パオッコの賛助会員各社をはじめ資料がいろいろありました。
キユーピーの介護食の試供品は大人気。
写真は、月刊誌”かいごの学校”のお二人です。私もバックナンバーをいただきました。

パネルディスカッション

パオッコ会員の体験談や専門家の意見を交え、遠距離介護と仕事の両立について話し合いました。

書籍販売コーナー

パオッコの理事長、太田差恵子の著作本を販売しました。

今回のセミナーは男性の参加者も多く、本のコーナーにも活気が出ました。

日テレ学院学院長の石川牧子さんの特別講演

アナウンサーの仕事を辞めずに7年間ご両親を遠距離介護された経験をお話してくださいました。

愛に溢れた経験談で、涙された来場者も多数いらっしゃったようです。

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パオッコの活動

▼老後のお金の準備の仕方

2008/10/07

 先日、同窓会で同級生といろいろ話をしました。

 みんな介護の話がでると結構盛り上がる年齢になってます。親との歳の差が20年離れているくらいから40年以上は慣れている場合までそれぞれですし親の老化の進展度合いは人様々ですから同級生だからといって皆が一様に介護の世界に入るわけではありませんが、年齢的には関心事の一つです。

 さて、同窓会で、証券会社や銀行の第一線でそれなりの地位で働いているヤツと老後の資金のベストな貯め方はどうだろうかなどという話をしたのですが、簡単に結論が出ました。やっぱり出た結論はガチガチに「定期預金」。

 お金の修羅場の第一線で働く人間で、「お金を得る難しさと失う恐ろしさ」を日々実体験しているだけに、ド素人である一般人に損をするリスクのある商品は絶対に勧められないといことをチラリと話ていました。特に高齢者に対しては(認知症の人に対しては問題外(そういう話すらダメです))。

 ところが、世の中は手堅いとわれる金融機関までが、投資信託をはじめ、変動性の金融商品の販売に走っている。郵便局勤めの同級生もいましたが、手堅い郵便局でさえも投資信託を窓口で売っている。

 「田舎で道を歩いている人は皆知り合いなようなところでお客さんに損をする可能性のある商品を売ってどうするんだ?損させたら道も歩けないだろう」という風に郵便局勤めのヤツに聞きましたが、本人はそれを自覚している。ところが、組織の論理で組織(会社)により有益(儲かる)商品を売るように上から職員にハッパを掛けたりノルマを課したりするので、売らないわけには行かない。定期で金を集めるより、手数料の入る投資信託が金融機関的には美味しいのです。

 世の中の金融機関は、老後の年金不足を補うためと説明してそういうリスク性のある商品(投資信託とか変額年金とか)を売っていることも多いわけですが、本当にその仕組みと危険を知っている人しか買うべきではないのでしょう。でも宣伝は凄いし、我々のほうも老後資金の目減り不安からそういう宣伝に動かされるところがあります。

 金融機関に勤めている人間でさえ、仕事上の立場とホンネと建前が違う。本人たちは自分たちの老後資金は「リスクを排除し安定的」に持っているのが良いと考えているのに、お客様にはリスクのあるような商品を売る。

 非常に面白いというか、ちょっと裏が垣間見えて面白く感じました。当たり前ですが金融機関の窓口では本音の部分はあまり話してもらえないでしょうし(OK)

 

 

お金の問題

▼セミナー開催迫る!

2008/10/02

遠距離介護セミナーに参加申し込みしてくださったかたに、会場地図入りの参加証はがきを発送してます、カナコです。

東京会場での開催まで残すところ金、土曜日の2日のみとなり、直前にお申し込みのかたにははがきを郵送でお届けできなさそうです。まだ若干お席に余裕あり。5日(日)、当日参加もしていただけますから、参加証なしでもぜひおこしください。

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パオッコの活動

▼祝!パオッコ ウェブ リニューアルオープン

2008/09/30

こんにちは、シルヴィアです。

パオッコのウェブがリニューアルされました!
遠距離介護のストレスもしばし癒される明るいウェブに生まれ変わり、とてもうれしいです(^_^) 

尽力してくださったウェブデザイナーさんに感謝。

これからもウェブの充実をめざしてがんばります。どうぞよろしくお願いします。

リニューアルに先んじて、メールマガジンを始めています。月に一回の発行で、HPから登録無料。遠距離介護に役立つ情報が詰まっています。是非、ご利用下さい。携帯電話でもキレイに受信可能です。

10月に東京、大阪で開催で開催される遠距離介護セミナーも参加受付中です。
  

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パオッコの活動

▼遠距離介護セミナーのお知らせ

2008/09/25

シルヴィアです。
パオッコ主催の遠距離介護セミナーが近づいてきました。準備も着々と進んでいます。(^^;)

今回は、働きながらの遠距離介護を考えます。
働くといっても色々な形があり、正社員で働く、パートや派遣で働く、自営業、主婦、などなど。何れにせよ遠くに離れた親のケアが自分の生活に入ってくるとバランスをとるのが難しいことがよくありますよね。個々が抱えている状況は様々ですが、お悩みや不安を軽くするヒントになるセミナーになると良いなと思っています。
多くの方々の参加をお待ちしています。

<2008年秋 遠距離介護セミナー>

テーマ: 働きながら故郷の親を介護する

東京会場
日程:2008年10月5日(日)13:30?16:30
会場:女性と仕事の未来館 4Fホール 

大阪会場
日程:2008年10月19日(日)13:30?16:30
会場:大阪NPOプラザ  3Fホール

参加費無料。詳しくはパオッコHPをご覧ください。

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パオッコの活動

▼バレエ ”ジゼル”

2008/09/17

シルヴィアです。昨夜は夫と一緒に東京バレエ団のジゼルを観て来ました。
バレエは私の大切な趣味のひとつです。

主演の小出領子さんは初役と思えないほどピュアで可愛くて清楚な村娘、そして精霊(ウィリー)になったジゼルを好演。相手役はパリオペラ座のエトワール、マニュエル ルグリさん。高慢でプレイボーイの貴族のアルブレヒトが、死んでウィリーとして現れたジゼルの無償の愛によって真の愛に目覚めるという役で、観客(私)は彼の世界に陶酔。

他の出演者も熱演で、素晴らしい舞台でした。夫も大満足してくれて、S席を奮発した甲斐があったというもの。 ?¥(^o^)/

大好きなマニュエル。昨日の舞台でもしかして怪我?と思うことがありファンとしては心配ですが、彼のバレエは私を笑顔にしてくれます。凹んだ時や疲れた時も、ユンケル以上の効果。夫も私がバレエで機嫌良くしているのは嬉しいみたいです。

☆⌒(*^-°)v Merci, Manuel!!Merci, Ballet!! 

いつもはDVDでガン見しているけど、やっぱり生は良いですね?  マニュエルの輝くオーラシャワーを一身に浴びて今日も元気に過ごせました☆☆☆

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その他

▼車いすで浴衣

2008/09/16

世間で流行るというブログ、懐古趣味の私も参加してみんとて、おずおずと……カナコです。
東京都在住の40代、読書とパズルが好きな、自称(←ひとから言われる前に)ダメ長女。西日本にいる両親の2人暮らしを心配する一方、たまには隣県の施設にいる義母を訪ねるこのごろ。

大腿骨骨折後に認知症らしき症状の出はじめた義母は今、自分の息子の認識もおぼつかない様子ですが、車いすで穏やかに過ごしています。
今月はじめ、施設でお祭りがありました。日ごろから、お花見やら園芸教室、おやつバイキングなどなど、おりおりに楽しい行事を企画してくださっているのですが、なかでもこのお祭りは広く家族も招待してにぎやかな催しになります。職員のかたたちが浴衣姿で雰囲気を盛り上げ、希望すれば利用者本人にもボランティアのかたが浴衣を着付けしてくださるのがうれしい。
車いすの義母は去年のお祭りのとき、背中でなく前で帯を結んでもらっていました。背もたれで帯がつぶれることもなく、ちょっとかわいい感じ。

頻繁に面会しないので、せめてノリのいいところを見せようと、今年もまた義母に着せてもらう浴衣一式を事前に施設にお預けしました。そのうえ、「奥さんもぜひ浴衣でどうぞ」の言葉をまにうけて、私も何年かぶりに浴衣、着ましたとも。
車に乗るのに、車いすで浴衣のときの着こなしが参考になりました。まあ、前で帯を結んだまま乗って、降りたら背中に回せばいいんですけど、今回は、「貝の口」結びを試したのです。雑誌『かいごの学校』去年の7月号だったかで、楽に着られる浴衣、帯のリフォームのアイデアを見て、「これはいい!」と思っていたので。「作り帯」を用意まではしていませんでしたが、車の座席でも背中がごろごろしなくてよかった。

義兄と夫と私の3人でそろって参加したお祭り。前回の面会時もでしたが、あれこれ話しかけても義母からはひとことも返事なし。「いつもまわりの人たちとなごやかにしているんだから、いいよね?」「小さい子を見かけると、ぱあっと笑ってたし」「いっぱい食べてたね」と慰め合って帰る3人なのでした。

この施設が義母の「終(つい)のすみか」とはなりえないことを承知で、現状ではできるだけ長くここで過ごさせてもらいたいと願っています。でも、先のことを考えて何か手を打っておかなくては……。

◇最近の読書から。ロンドン郊外の小さな老人ホームに母を訪ねる主人公の心中。言葉の通じない母と過ごす時間よりも、別れぎわのほうがつらい。

「自分は母を裏切っている、母を人生の残骸の中に放置して豊かな日常のほうへ、自分自身の人生の秘蔵庫のほうへ忍び足で逃げ去っているという気がしてならないのはこの瞬間である。そうした罪悪感にもかかわらず、老人たちの住まいに背を向けて歩み去り、車のキーをポケットから取り出すとき、気分がわずかに高揚して足取りも軽くなることは否定できない。自分は、母のものではありえない自由を手にしようとしているのだ。」
――イアン・マキューアン『土曜日』(小山太一訳、新潮社クレストブックス、2007年)より

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