スタッフブログ
離れて暮らす親のケアにかかわるパオッコスタッフの日常とつぶやき、
そして遠距離介護に役立つ情報などをお届けします。
▼スウェーデン大使館主催セミナー その1
2009/03/27
こんにちは、シルヴィアです。
今週、スウェーデンのイベント -医療・高齢者介護・いのちの未来へ向けての協力連携に向けて- が開かれました。マリア・ラーション高齢者福祉・国民健康担当大臣を筆頭に、スウェーデンの研究者・専門家、政府関係者、企業担当者が多数来日。日本の関係各所を視察訪問したり、意見交換を行ったようです。
23日にパオッコ理事長の太田さんと私の2名でオープニングセミナーとその後の駐日スウェーデン大使主催レセプションに出席しました。福祉超先進国のスウェーデン。国をあげて高齢者介護、医療に対する熱意が伝わってくる有意義なセミナーでした。
パオッコ的視点の素朴な疑問、 スウェーデンにも遠距離介護はあるか?—– どうやらあるようです。親子別居が常識の国なので、遠距離介護のように特別名前があるわけではなさそうですが、離れて暮らす親を案じる気持ちは同じのようです。
会場の大使館オーディトリアムは木をふんだんに使った内装で、しばし北欧旅行に行ったような気分になるステキな空間でした。さすがは北欧家具、デザインの国!
セミナーでは8つのプレゼンテーションがありました。
- 外国との提携研究が進むスウェーデン高齢化研究の現状と展望
- スウェーデンの認知症研究の国家的取り組み(ブレインパワープロジェクト)
- 病院や介護関連施設での感染症予防の取り組み
- 高齢者・障害者の自立を助ける補助器具技術
- 介護用品や工業品のデザインで高齢者と共に取り組む必要性
- 認知症患者の家族やケアワーカー・看護師に向けた教育プログラムの概要
- 投薬のオンライン管理プログラム
- 東京大学、秋山教授による日本の老年学研究の展望
ひとつひとつの中身が濃くて今日のブログだけでは書ききれません。自分の頭を整理しながら、内容については後日のブログでお伝えするつもりです。
(つづく)