スタッフブログ
離れて暮らす親のケアにかかわるパオッコスタッフの日常とつぶやき、
そして遠距離介護に役立つ情報などをお届けします。
▼老後にタンス預金?
2009/06/12
ムシムシとした季節になってきましたが、皆様いかがお過ごしですか?
さて、老後の財産管理・・・皆様もあれこれお悩みのことと思いますが、こんな記事がありました。
「6月8日にイスラエルに住む女性が、母親のマットレスが古くなっていたため、母親には何も告げず新しくマットレスを購入し古いものと交換したそうです。マットレスが交換されていることに気が付いた母親は愕然としていたため理由を聞いてみると、古いマットレスの中に老後のために貯めていた100万ドル(約9800万円)を隠していたことがわかったそうです。すぐにゴミ捨て場に戻ったそうですが、すでに回収された後だったとのこと。」
その後も記事は続き、回収された後のゴミ捨て場で必至に探しているそうですが、出てきていないとのことです。
お金の保存方法として、タンス預金とか床下のツボに隠すとかいろいろとやり方もありますが、当たり前ですが非常にリスクが高いです。このようにうっかり捨てられることもありますが、火事になったらすべてが灰になります。隠し場所に泥棒が気付いたら全部持ち逃げされますし。
脱税しているようなヤバイ金ならともかく、老後の資金を「自宅に」「現金で」「たくさん持っている」ことは危なすぎます。
お年寄りの財産管理の基本は、「とにかく安全」なんですね。家に置いておく金は、「泥棒にとられても仕方がない程度のお金であって、9800万円どころか、100万円でも置いておきたくないです。とはいえお年寄りの場合は、「手元にまとまった金がないと不安」であり「自分が稼いだ(管理してきた)金だから自分のもの」という思いもあったりで、わけもなく多額の現金を持ちあるていたりして、理想通りの管理ができないことも普通にありますし、非常に悩ましいところですね。
しかし9800万円 もったいないです。このおばあさんの介護が手薄にならなければいいのですが。 (OKE)