スタッフブログ
離れて暮らす親のケアにかかわるパオッコスタッフの日常とつぶやき、
そして遠距離介護に役立つ情報などをお届けします。
▼入れ歯が入ってました!
2010/10/21
こんにちは。シルヴィアです
今回の帰省でうれしかったとがあるので、ブログに書いておくことにしました。
それは、父の入れ歯がちゃんとなったこと。
うれしい驚きのきっかけは今年2月。
パオッコサロンで歯科の五島先生の口腔ケアについてお話を聞きました。とてもおもしろい参考になるお話でした。さっそく五島先生の著書「愛は自転車に乗って」を購入して読みました。とても参考になるし心暖まる本だったので、帰省した折に、旧知の仲となった特養の職員の方に、「面白いよ」と言ってお貸ししました。
このところ歯や歯茎が痩せたせいで父の下の入れ歯がはいらなくなり、上は装着していたもののひどくガタついていました。大量のポリデントではりつけてもうまくいきませんでした。新しい入れ歯を作ると言っても、コミニュケーションをとるのに問題がある父ですので、そう簡単にはいきません。特養に訪問診療にいらっしゃっている歯医者さんに何度か相談したのですが、残念ながらその歯医者さんは入れ歯は得意分野ではなかったようです。
このような状況では仕方ないのかともうすっかりあきらめていました。
ところが、特養の介護支援専門員の方が入れ歯の得意な歯医者さんを見つけてくれて、父をそこにつれていってくれました。五島先生の本がきっかけとなり、新しい試みとしてやってみようということになったようです。
面会に行ったら上下に歯があってビックリ。入れ歯を作ったいきさつは聞いていなかったので、うれしい驚きでした。
何度かの調整が必要でたいへんお手数をおかけしたのですが、おかげさまで前からある上の歯も新しく作った下の歯もうまい具合にフィットしているようです。入れ歯が突然パカッとはずれるという危険がなくなり、かんだり飲み込んだりすることがスムーズにできています。歯のないちょっとクタッとした顔から以前の元気そうな顔に戻りました。父のQOLは確実に向上しました。
尽力してくださったみなさん、ありがとうございました。
そして事のはじまりとなった五島先生、ありがとうございました。高齢者の口腔ケアに関する先生の熱心な活動に心から共感・賛同します。