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スタッフブログ

離れて暮らす親のケアにかかわるパオッコスタッフの日常とつぶやき、
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▼老後のお金の準備の仕方

2008/10/07

 先日、同窓会で同級生といろいろ話をしました。

 みんな介護の話がでると結構盛り上がる年齢になってます。親との歳の差が20年離れているくらいから40年以上は慣れている場合までそれぞれですし親の老化の進展度合いは人様々ですから同級生だからといって皆が一様に介護の世界に入るわけではありませんが、年齢的には関心事の一つです。

 さて、同窓会で、証券会社や銀行の第一線でそれなりの地位で働いているヤツと老後の資金のベストな貯め方はどうだろうかなどという話をしたのですが、簡単に結論が出ました。やっぱり出た結論はガチガチに「定期預金」。

 お金の修羅場の第一線で働く人間で、「お金を得る難しさと失う恐ろしさ」を日々実体験しているだけに、ド素人である一般人に損をするリスクのある商品は絶対に勧められないといことをチラリと話ていました。特に高齢者に対しては(認知症の人に対しては問題外(そういう話すらダメです))。

 ところが、世の中は手堅いとわれる金融機関までが、投資信託をはじめ、変動性の金融商品の販売に走っている。郵便局勤めの同級生もいましたが、手堅い郵便局でさえも投資信託を窓口で売っている。

 「田舎で道を歩いている人は皆知り合いなようなところでお客さんに損をする可能性のある商品を売ってどうするんだ?損させたら道も歩けないだろう」という風に郵便局勤めのヤツに聞きましたが、本人はそれを自覚している。ところが、組織の論理で組織(会社)により有益(儲かる)商品を売るように上から職員にハッパを掛けたりノルマを課したりするので、売らないわけには行かない。定期で金を集めるより、手数料の入る投資信託が金融機関的には美味しいのです。

 世の中の金融機関は、老後の年金不足を補うためと説明してそういうリスク性のある商品(投資信託とか変額年金とか)を売っていることも多いわけですが、本当にその仕組みと危険を知っている人しか買うべきではないのでしょう。でも宣伝は凄いし、我々のほうも老後資金の目減り不安からそういう宣伝に動かされるところがあります。

 金融機関に勤めている人間でさえ、仕事上の立場とホンネと建前が違う。本人たちは自分たちの老後資金は「リスクを排除し安定的」に持っているのが良いと考えているのに、お客様にはリスクのあるような商品を売る。

 非常に面白いというか、ちょっと裏が垣間見えて面白く感じました。当たり前ですが金融機関の窓口では本音の部分はあまり話してもらえないでしょうし(OK)

 

 

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