パオッコの活動
離れて暮らす親のケアにかかわるパオッコスタッフの日常とつぶやき、
そして遠距離介護に役立つ情報などをお届けします。
▼2009年4月11日(土)のパオッコサロン
2009/04/04
中川です。
サイトのトップページでも告知しておりますが、次回のパオッコサロンは、2009年4月11日(土)13時?15時、場所は文京ボランティア・市民活動センター(4階 活動室A) です。テーマは「(家族の取材から見えた)遠距離介護の悩みと工夫」です。
ゲストにお迎えする樋口由希さんは元:月刊誌『かいごの学校』編集者で、現場を知り尽くしたお方ですので、きっと興味深いお話が伺えると思います。今回から、ゲストをお迎えした会のサロンは参加費として500円いただくことになってしまいましたが、損をされることはないはずです。ぜひお越しください。
なお、下記画像は会報に同封したサロンについてのチラシです。画像をクリックすると拡大されます。5月、6月、7月の情報も載っていますので、ご参考になさってください。
nakagawa
▼スウェーデン大使館主催セミナー その3
2009/03/31
スウェーデンのセミナー後のレセプションのご報告です。
レセプションは大使公邸で開かれました。入り口で駐日スウェーデン大使夫妻とラーション高齢者福祉・国民健康担当大臣に迎えられて会場入り。大臣には簡単にNPO法人パオッコの活動を説明しました。日本にも離れて暮らす親のケアを考える会があるということを頭の片隅にでも覚えておいていただけるとうれしいです。
大臣は7歳のころから日本の桜にあこがれていたとのこと。最近寒いですけど、帰国前にすてきなお花見ができたでしょうか。
レセプションは大使の家のホームパーティ的な雰囲気で、飲みながら、食べながらの基本は立ち話です。日本人とスウェーデン人が半々ぐらい。スウェーデンでの高齢者をとりまく問題の今を聞くことが出来ました。
スウェーデンでは公共の福祉がすばらしすぎて身近な人達とのふれあいが少なくなった結果、高齢者の心、孤独が大問題になっているとのこと。その孤独を癒すのは、同居はしなくても家族だったり、ご近所の助け合いや援助プロジェクトだったり。現在は人と人とのつながりを大切にする地域の高齢者自立支援、介護の取り組みに力を注いでいるらしいです。
ちょっと気分が舞い上がっちゃって、写真を撮るのをわすれました。唯一撮った写真は皿にのった食べ物。写真が暗いのは、欧米によくある間接照明のため部屋が暗いからです。いや? セレブな空間でした!!
食事はビュッフェで、スウェーデンの味を堪能。美味でした!
スウェーデン風ミートボール、 ニシンの酢漬けのサラダ、 スモークサーモン、 ローストポークリンゴンべりー(Lingonbär)入り(スウェーデンに自生している赤い実で、よくジャムにするらしい)などなど。
そして、やはり日本ですから、おすしもあり。
デザートは、メレンゲにベリーと生クリームのトッピング
スウェーデン大使館のHPに日本の中のスウェーデンというページがあり、日本でスウェーデン料理を出しているレストランがリストされていました。
(つづく)
sasaki
▼スウェーデン大使館主催セミナー その2
2009/03/29
ひきつづき、スウェーデン大使館でのセミナーの報告です。
セミナー会場の外には、スウェーデン参加企業の展示会がありました。
シンプルに使える生活必需品の展示—チャンネルと音量調節のみのリモコン(右手前)。ワンタッチダイヤルのボタンが大きく、相手先の人の写真を入れることが出来るシンプルな電話(右後方)。1週間の服薬管理が出来る電動ディスク(左)。
デザインの国、スウェ?デンでは機能もデザインも両方大切。高齢者が使うものであっても、高齢者のためのものづくりやデザインではなく、高齢者も一緒になりプロジェクトの一員として物を作るというのが新しい考え方です。人のカテゴリー化を嫌うお国柄。世代(年齢のカテゴリー)を超えた交流で斬新なアイディアも飛び出すに違いありません。
”若い世代の学生が高齢者と共にものを作るというプロジェクトにどんどん参加しているんです。”と、ルンド大学のデザイン科学学部教授が笑顔で語ってくださいました。
(つづく)
sasaki
▼スウェーデン大使館主催セミナー その1
2009/03/27
こんにちは、シルヴィアです。
今週、スウェーデンのイベント -医療・高齢者介護・いのちの未来へ向けての協力連携に向けて- が開かれました。マリア・ラーション高齢者福祉・国民健康担当大臣を筆頭に、スウェーデンの研究者・専門家、政府関係者、企業担当者が多数来日。日本の関係各所を視察訪問したり、意見交換を行ったようです。
23日にパオッコ理事長の太田さんと私の2名でオープニングセミナーとその後の駐日スウェーデン大使主催レセプションに出席しました。福祉超先進国のスウェーデン。国をあげて高齢者介護、医療に対する熱意が伝わってくる有意義なセミナーでした。
パオッコ的視点の素朴な疑問、 スウェーデンにも遠距離介護はあるか?—– どうやらあるようです。親子別居が常識の国なので、遠距離介護のように特別名前があるわけではなさそうですが、離れて暮らす親を案じる気持ちは同じのようです。
会場の大使館オーディトリアムは木をふんだんに使った内装で、しばし北欧旅行に行ったような気分になるステキな空間でした。さすがは北欧家具、デザインの国!
セミナーでは8つのプレゼンテーションがありました。
- 外国との提携研究が進むスウェーデン高齢化研究の現状と展望
- スウェーデンの認知症研究の国家的取り組み(ブレインパワープロジェクト)
- 病院や介護関連施設での感染症予防の取り組み
- 高齢者・障害者の自立を助ける補助器具技術
- 介護用品や工業品のデザインで高齢者と共に取り組む必要性
- 認知症患者の家族やケアワーカー・看護師に向けた教育プログラムの概要
- 投薬のオンライン管理プログラム
- 東京大学、秋山教授による日本の老年学研究の展望
ひとつひとつの中身が濃くて今日のブログだけでは書ききれません。自分の頭を整理しながら、内容については後日のブログでお伝えするつもりです。
(つづく)
sasaki
▼2009年3月14日(土)のパオッコサロン:「成年後見って何だろう」
2009/03/06
ご無沙汰しております。中川です。
サイトのトップページでも告知しておりますが、次回のパオッコサロンは、2009年3月14日(土)13時?15時、場所は文京ボランティア・市民活動センター(4階 活動室A) です。テーマは「成年後見って何だろう」です。
今回はパオッコの理事である社会保険労務士さんのご紹介で、成年後見をご専門にされている別の社会保険労務士さんをゲストにおよびしてのスペシャル企画でございます!ゲストの社労士さんに30分程度「成年後見」についてお話をして頂いた後、皆さんとともに「成年後見」のこと、そして親のお金などに関する困りごとなどあれこれを、気軽にお話できたらと考えております。
それではお待ちしております!
nakagawa
▼パオッコサロン「テーマ:親の心を考える」の様子。
2009/02/15
中川です。
今回のサロンには男性5人、女性8人の計13人が出席しました。初めて参加された方も2名おられました。
テーマは「親の心を考える」ということで、具体的な話題になったのは、親のサービス拒否を巡る問題でした。
アルツハイマーのお母さんの介護をしていたお父さんが脳梗塞で倒れらた娘さんは、お母さんが施設入所に強く抵抗し、お父さんもお母さんの施設入所を強く反対して退院後も夫婦で2人で暮らしていくことを主張して悩まれておりました。
同様に認知症のお母さんとお父さんが2人暮らしであった別の娘さんは、お母さんが通院拒否することで、医者からの証明が出ないために、次回の介護認定が受けられず、介護サービスの利用ができなくなる恐れがあることに困っていました。
お招きした社会福祉士/介護支援専門員さんからは、親がサービス利用を拒否する理由を考えながら対応をすること、親に(実質的ではなくても良いので)役割を与えてプライドを傷つけないようにしつつ、安全を確保するための努力をされることの必要性を提案していただきました。また親の介護ために早めの準備をすることは重要ですが、逆に先回りしての親にアドバイスをすることが、時に親の不安をあおってしまい、頑ななサービス利用拒否を招いてしまうこともある、とのご指摘をいただきました。
ご参加頂きました出席者の皆さん、お忙しい中、コメントをくださいました社会福祉士/介護支援専門員さん、本当にありがとうございました。
nakagawa
▼2009年2月14日(土)のパオッコサロン
2009/02/10
ご無沙汰しております。中川です。
サイトのトップページでも告知しておりますが、次回のパオッコサロンは、2009年2月14日(土)13時?15時、場所は文京ボランティア・市民活動センター(4階 活動室A) です。テーマは「親の心を考えよう」です。
今回はパオッコの会員さんの中から、都内のデイケアセンターでセンター長をされておられる、社会福祉士で介護支援専門員(ケアマネ)の男性をお迎えして、皆さんとともに「親の心」に関する日頃の悩みについて、ざっくばらんにお話できたらと考えております。
それではよろしくお願いします!
nakagawa
▼2009!
2009/01/02
あけましておめでとうございます!
シルヴィアです。
2009年のお正月。東京は良い天気が続いています。みなさまの地方はいかがですか?今、私の家から真っ白な富士山が見えているのですが、快晴の青空をバックに朝日を浴びて輝いています。あまりに神々しかったのでつい拝んじゃいました。
2009年のパオッコはというと、紙会報の廃止など大変化がやってきます。秋には遠距離介護セミナーの企画も。HPやブログで情報の共有、発信に努め、少しでもお役に立てたらと思っています。
みなさまのご健康とご多幸をお祈りしています。
今年もどうぞよろしくお願いします。
sasaki
タグ: パオッコの活動
▼会報15号を発送しました
2008/12/19
昨日12月18日(木)、会員のみなさんへパオッコ会報15号を発送しました。
中川さんご案内のように、パオッコサロンのチラシも同封しました(ただし、ウェブ版のようなカラーではなく単色黒での印刷ですケド)。同封物にはだいじなお知らせもあります。お手もとに届いた封筒の、なかみをよくご確認いただけるとうれしいです。
以前、会費納入のお願いを同封した会員さんから、「もうおさめているはずなんですけれど」と事務局にご連絡をいただいたことがあります。調べてみたところ、そのかたと、同日ご入金のもうおひとりのぶん、チェックもれがありました。
行き届かないこともあるかと思いますので、お気づきがあればお手数でもご一報ください。
さて、会報発送作業はたいてい、スタッフとボランティアのかたが集まってワイワイ、手は休めないまま口も動く、パオッコサロンならずともちょっとした井戸端会議の場となります。
18日のメンバーのなかには、関西のお母さんのもとにしばらく滞在してつい前日帰宅したところという人、高齢の親への気づかいから自分もインフルエンザの予防接種を受けたという人……。作業の常連(?)どうし、各自の遠距離介護経過報告その他よもやま話にも花が咲いたのでした。ランチして散会。
ご報告はカナコでした。
nishimura
▼スタッフで忘年会をしました。
2008/12/14
中川です。
昨日は、サロン、理事会のあと、スタッフで忘年会を行いました。
写真は終盤に撮ったので、料理がありませんが…。
お店は本郷三丁目駅から2分の「くっちゃい菜」。
かなり美味しくて、それでいて良心的なお値段。お勧めです。
今年もあとわずかですね。元気で過ごしましょう!
admin