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スタッフブログ

離れて暮らす親のケアにかかわるパオッコスタッフの日常とつぶやき、
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▼今年の自分の遠距離介護をふりかえる2

2011/12/30

2011年の遠距離介護の記録(私事ですが) つづき

6月
梅雨どき、暑くなる前すべりこみセーフぐらいのタイミングで帰省。6月の目標は父の日帰り帰宅(半日)でした。

5月の下旬に体調を崩してから、父は立位はとれるもののベッドで過ごす時間が増えて移動も車いすが中心でした。気温の上昇や気圧の変化になかなか対応できません。あんまり元気がないし、「なんだかな?」っていう感じ。そんな中、特養のケアマネさんの後押しで帰宅をやってみました。

ふたをあけてみたら、帰宅の神様の祝福シャワーがたくさん降ってきたようなステキな時間となりました。

*******

家まで特養のスタッフに送っていただきました。家の中は廊下が狭く車いすは使えないので父の定位置、台所のお父さん椅子まで自力で来てもらわなくてはなりません。

スタッフにサポートされて、台所まで歩く。
出来ちゃったよ!帰宅の神様ありがとう

お父さん椅子に座ってごきげんそう。にこやかにキョロキョロ周囲を観察していました。

特養に居る時とはぜんぜん違う雰囲気で自信すら感じさせる佇まい。やっぱり家はわかるんだね、たぶん。

この日は叔父夫婦が(父の弟)が会いに来てくれ、小一時間お茶とお菓子で楽しく過ごしました。叔父はヨガに詳しく、手や指のマッサージなど施してくれます。実の兄弟のスキンシップを見るのもなかなかよいものです。

帰宅で疲れては本末転倒なので、お客さまが帰ったあと、寝室でちょっと休むことに。私ひとりの介助でベッドまで行けるかしらという不安が襲ってきましたが、なんとかOK。しばらく休憩、そして庭を眺めたり。

そうこうしているうちに帰りの時間。特養スタッフが迎えに来てくれました。

玄関で車いすに乗りこんでいる時、またもや帰宅の神降臨

日中は仕事で忙しい母方の叔父叔母4人がそれぞれの用事でたまたまその時間にうちの前を通りかかりました。そのうえ、いとこまでやって来て。しばらくぶりの奇跡的なみんなとの賑やかで笑顔の再会。個別には時々会うけれど、みんなまとめてやってくるとは。盆と正月が同時に来たのかしらん?

いとこは父とは何年も会っていなかったので、さすがにおっさんとなった彼のことは判別できなかったようです。

父は終始ニコニコ、超上機嫌でした。大勢に見送られてスタッフ運転の車で特養に戻りました。

翌日、私が特養へ面会に行きました。
昨日の疲れもなく、元気そう。

日勤のスタッフに前日の家でのイキイキとした様子をお伝えしました。
特養での日々の様子とはまったく違うので、私の報告にびっくりしたみたいです。

体調をみながら歩行のリハビリをしっかりやっていただけるようになったのはそれからです。また、声かけの時もいっそう寄り添っていただけるようになったと思います。

父が自分ではどうにもできないけれど、働きかけてもらえればちゃんと聞いているし、行動できるし、人とのコミニュケーションを求めているということをわかってもらえるきっかけとなる有意義な帰宅でした。

つづく

(シルヴィア)

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