食事
離れて暮らす親のケアにかかわるパオッコスタッフの日常とつぶやき、
そして遠距離介護に役立つ情報などをお届けします。
▼元気そうにみえる老親のタンパク質足りてますか?
2014/10/13
こんにちは、シルヴィアです。
最近、高齢者の栄養について考えています。
実は父が今春体調を崩して以来、食事量が減っています。タンパク質が不足することにより、血中アルブミン値が低下。低栄養(栄養失調)リスクグループに入ってしまいました。急遽、タンパク質強化ゼリーを食べることで摂取量を増やしましたが、なかなか改善しません。
こうなる前に栄養やタンパク質補給についてもっと注意を払っていたらよかったと後悔しきり。
タンパク質が不足して低栄養になると、免疫力が低下して病気にかかりやすくなったり、筋肉が減り、転倒や骨折のリスクが高まります。介護予防の観点からも、高齢者のタンパク質摂取は重要です。
中年には肉や脂肪の多い食事は病気のリスクを高めますが、高齢になるとそれは当てはまらないようです。
もちろん個人差があったり、肉の過食による腎臓の負担も考えなくてはなりませんが、一般的に高齢者は肉を食べることが推奨されています。
親御さんがどんな食事をなさっているか、帰省の折にでも聞いてみてもいいかもしれませんね。ネットで軽く検索するだけで、いろいろなサイトがヒットしました。下に3つご紹介します。
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高齢者のタンパク質不足にご注意 広がる新型栄養失調
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130703150519001
(中日新聞 中日メディカルサイト2013年7月3日付)
高齢者の「粗食」に注意 肉・脂の不足、老化早める
http://apital.asahi.com/feature/others/2013091700012.html
(朝日新聞医療サイト「アピタル」 2013年9月18日)
高齢者こそ肉を?! 見過ごされる高齢者の“栄養失調”
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3429_2.html
(NHKクローズアップ現代 2013年11月12日(火)放送)
sasaki
タグ: 食事
▼病気でも時々はサラダがバリバリ食べたいよね
2014/08/16
今年の夏は猛暑や、台風の襲来、雨が異常に多かったりと体調管理が難しいですね。高齢の親はどうしているだろうかと体調が気になることも多いのではないでしょうか。
食事をどうしているかも気になります。
病気をかかえていたらなおさらです。
毎日新聞で、低カリウムのレタス開発・栽培の記事を見つけました。
記事はこちらから>>>
私の親戚の人で、病気のために食事で摂るカリウムの量をすごく気にしている人がいるのですが、そんな人に朗報!親戚の人はネットがニガテだから、絶対に教えてあげなくちゃと、早速お知らせしました。
食事に制限があっても、時々は生のレタスの歯ごたえと爽やかさを楽しめるといいなと思いますし、低カリウムレタスなら、安心してサラダが食べられるかもしれません。
検索したら、レタスだけではなくて、他にも低カリウムの食品が色々と販売されていました。
高齢の親世代はインターネットがニガテな人が多いはず。
近年ではネットができないと情報弱者になってしまいがちです。
子世代が親に代わって調べものをして、「こんなのあるよ」と教えてあげると、よろこばれるかもしれませんね。
(シルヴィア)
sasaki
▼フランス的胃ろうの考え方
2013/04/13
ネットで新聞を読んでいたら、とても刺激を受ける記事がありました。
筋金入りの個人主義の国フランス。
その国の胃ろう、がん緩和ケア、終末期ケアについて読売新聞の取材記事。
個人の尊厳を第一にするフランス人の考え方に共感し、目が開きました。
胃ろうはパオッコの集まりでもよく話題に上ることで、多くの方が苦悩する問題です。参考になればと、ご紹介します。
フランス終末期医療の記事は(1)?(5)までアップしてありました。
(1)と(2)は胃ろうについて、(3)?(5)は終末期緩和ケアについての記事です。
リンクを貼っておきます。
記事はまず(1)から>>>
(シルヴィア)
sasaki
▼介護帰省でお花見
2012/04/11
やっと暖かい空気に包まれはじめましたね。
私は先週は介護帰省をしてきました。
今回は思いがけず父と桜を愛でることができ、良い思い出が残った帰省でした。
4月の帰省予定をお知らせしたところ、丁度うまい具合にお花見の会の催しと重なり、親子で花見に誘っていただきました。
父とお花見なんていつぶりだろう?もしかしたら生まれて初めて?家族で弁当持ってお花見に行った記憶はない。近所にある桜の大木は見に行ったことがあるけど、正式なお花見となるとやっぱり初めてかも。
父にとっては自宅に帰る以外では久しぶりの楽しい外出です。
お花見は、特養・ケアハウス・デイサービス・ショートステイの合同で、職員や私も含めて総勢30人ぐらい。施設の近くにある公園まで車でむかいました。風はあったものの暖かいお花見日和。
先に行っていた職員のみなさんが桜観賞の特等席の場所取りからピクニックテーブルの設置、お弁当や飲み物の準備まで何もかもいたれりつくせりでした。ありがとう!お弁当はその人の食事形態にあわせて普通食・きざみ食・ソフト食(流動食)3種類準備がありました。
普通とソフトの弁当を撮ってみました。
ちなみに、きざみ食の弁当は食べやすいように食材を刻んだり、ほぐしたり、食材をまとめるためのとろみあんのようなものがかかっていました。
桜の花の下、おいしくいただきました。
甘酒もふるまわれ、父は甘酒が好物なので、おかわりまでしておりました。
デイサービス利用者の方が隣の花見客からちゃっかりお酒を調達してきて、「うまい!」と言いながら飲んでいたのがなんとなくほほえましい風景でした。お隣の人たちはその方の友人グループだったようです。
食事の後は公園の散策。
デイサービスに通っていたころからお世話になっている男性職員に写真もとっていただきました。昨年、特養に異動されて再びとてもお世話になっている方です。私が心から信頼できる職員は施設に何人かいらっしゃるのですが、彼もその中のひとりです。私たち親子のそばにいていただけるだけでホッとする存在。デイサービス時代の父の大活躍の話も聞けました。運動会でぶっちぎりで優勝したり、餅つき大会では父が杵でお餅をついていた話とか。私的にはとても面白かったです。
父は久しぶりに外で楽しいことをやってちょっと疲れたのでしょう。その日は爆睡。
体調を崩すことなく楽しく終了出来て、めでたしめでたしでした。
(シルヴィア)
sasaki
▼胃ろうについて考えさせられる記事
2010/09/16
口から物が食べられなくなった時は命の危機なわけですが、それの対処法のひとつはチューブで胃に直接栄養のある液体を入れる胃ろうです。
胃ろうについては賛否両論ありますね。
私は身内で胃ろうを選択した人、胃ろうしない選択をした人、両方いるので、その両方をある意味疑似体験させてもらいました。
どちらを選択しても生きるってたいへんなこと。
それより、死ぬって私が想像していたよりずっと大変なんだと理解しました。
医学が発達している今、そんなに簡単に死ねないことも多々あると知りました。
サンケイ新聞のウェブに胃ろうについて考えさせられる記事がありました。胃ろうを考えるって、死生観にもつながる深い問題なんですね。
記事はこちらから>>>
(シルヴィア)
sasaki
▼魚を食べよう
2010/02/03
青魚に多く含まれるDHAやEPAが認知症予防に効果があることが島根大医学部のグループによって実証されたそうです。「そんなこと常識!」って思っていたので、「今ごろ実証されたの?!」とちょっと驚き。 記事はこちらから>>>
実父が認知症なので、”認知症予防”という字には敏感に反応してしまう私です。
父は魚はよく食べていましたが、白身魚が多かったような。魚だけで認知症が予防できるわけではないけれど、青魚食べなくっちゃ!魚の油を効率よく摂るには刺身かしらん?
それにしても実証実験で魚肉ソーセージを一日2本一年間食べ続けるとは、
苦行です。。。。。
私は魚肉ソーセージは好きで食べますが、毎日って。。。ムリ。。
実験参加されたみなさま、お疲れ様。DHA入りソーセージ組に配された方は、苦行の中でもラッキーでしたね!
(シルヴィア)
sasaki
▼スタッフで忘年会をしました。
2008/12/14
中川です。
昨日は、サロン、理事会のあと、スタッフで忘年会を行いました。
写真は終盤に撮ったので、料理がありませんが…。
お店は本郷三丁目駅から2分の「くっちゃい菜」。
かなり美味しくて、それでいて良心的なお値段。お勧めです。
今年もあとわずかですね。元気で過ごしましょう!
admin
▼2008年11月8日(土)のパオッコサロン
2008/11/05
皆さん、こんにちは。
パオッコスタッフの中川です。早稲田大学の大学院生で遠距離介護について勉強中です。
サイトでも告知しておりますが、今週末の、2008年11月8日(土)13時から、会員さん向けのパオッコサロンが行われます。いつもの通り、場所は文京ボランティア・市民活動センター 活動室A(文京区民センター4階)でテーマは「親の食事をどうしよう?」です。
私は食事のことは何も知らないので、お勉強に、昔録画した2本のNHKの番組を引っ張り出して見てみました。
1つは、2003年6月14日に放送されたNHKスペシャル「65歳からの食卓?食事調査で見る長寿の秘けつ?」です。私が驚いたのは、紹介されている老夫婦が、奥さんが作った夕食を、旦那さんが別の部屋に運んで野球の試合を見ながら1人で食べているという様子でした。家族がいても孤食ってあるんだな、と考えさせられました。評判が良かったからでしょうか、後にこの番組は番組に協力してた大学の先生が執筆者になって、足立己幸ほか 2004『NHKスペシャル 65歳からの食卓』NHK出版という本として出版もされています。なおこの番組のビデオは、NHK厚生文化事業団の福祉ビデオライブラリーから送料のみで借りることができます。
もう1本はこちら、NHKスペシャル「好きなものだけ食べたい:小さな食卓の大きな変化」。2006年6月4日に放送された番組です。びっくりするような食卓の風景がいろいろでてきて、なかなか興味深いのですが、なかでも、一品だけ栄養価の高いものを食べる「切り札型」という食事の紹介は、耳が痛かったです。残念ながら、この番組の貸し出しはありませんが、こちらもやはり関連書籍が存在していて、それが岩村暢子(いわむら・のぶこ) 2003年 『変わる家族 変わる食卓』勁草書房です。こちらもなかなか面白いですよ。
nakagawa