遠距離介護コミュニティ

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遠距離介護の実践

離れて暮らす親のケアにかかわるパオッコスタッフの日常とつぶやき、
そして遠距離介護に役立つ情報などをお届けします。

▼2009年4月11日(土)のパオッコサロン

2009/04/04

中川です。

サイトのトップページでも告知しておりますが、次回のパオッコサロンは、2009年4月11日(土)13時?15時、場所は文京ボランティア・市民活動センター(4階 活動室A) です。テーマは「(家族の取材から見えた)遠距離介護の悩みと工夫」です。

ゲストにお迎えする樋口由希さんは元:月刊誌『かいごの学校』編集者で、現場を知り尽くしたお方ですので、きっと興味深いお話が伺えると思います。今回から、ゲストをお迎えした会のサロンは参加費として500円いただくことになってしまいましたが、損をされることはないはずです。ぜひお越しください。

なお、下記画像は会報に同封したサロンについてのチラシです。画像をクリックすると拡大されます。5月、6月、7月の情報も載っていますので、ご参考になさってください。

nakagawa

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パオッコの活動,遠距離介護の実践,遠距離介護ニュース

▼火の元注意

2009/03/20

シルヴィアです。
昨夜、群馬県の老人ホームで火事になり、高齢の入所者が7人も亡くなるという悲惨なニュースがありました。施設には防火設備がなかったとのことで、残念でなりません。お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈りします。

特養に入所している父を持つ身の私には、このニュースは人事ではありません!

実は、先週、介護帰省をしたとき、父の居る施設での火災避難訓練に遭遇しました。所轄の消防署の人の監督(?)のもと、防火扉を閉めて入所者を避難させる訓練、火を消す訓練などをやっていました。職員の方々はヘルメットをかぶってテキパキと行動。訓練は合格したようです。

訓練の間、認知症の入所者はいつもと違う雰囲気にすごく不安そう。外野の私が「訓練ですから大丈夫ですよ」とお伝えしても、3秒後には再び不安そう。様々な状況の入所者をかかえての訓練は、訓練以外のことにも心配りが必要なので大変な一大イベントのようです。ちなみに、うちの父は訓練の大騒音にもかかわらず、しっかりお昼寝をしていました。

もし本当の火事なら避難誘導はとにかくたいへんなことは確か。昼間は職員の数が多いですが、夜の火事となると想像するだけで恐ろしい。。。訓練が役に立つ日が来ないよう祈りますし、火事が起こらぬよう万全を期していただきたいと思います。そして自分の家も火の元注意!

sasaki

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遠距離介護の実践

▼2009年3月14日(土)のパオッコサロン:「成年後見って何だろう」

2009/03/06

ご無沙汰しております。中川です。

サイトのトップページでも告知しておりますが、次回のパオッコサロンは、2009年3月14日(土)13時?15時、場所は文京ボランティア・市民活動センター(4階 活動室A) です。テーマは「成年後見って何だろう」です。

今回はパオッコの理事である社会保険労務士さんのご紹介で、成年後見をご専門にされている別の社会保険労務士さんをゲストにおよびしてのスペシャル企画でございます!ゲストの社労士さんに30分程度「成年後見」についてお話をして頂いた後、皆さんとともに「成年後見」のこと、そして親のお金などに関する困りごとなどあれこれを、気軽にお話できたらと考えております。

それではお待ちしております!

nakagawa

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おすすめの本・映像,お金の問題,パオッコの活動,遠距離介護の実践,健康,親・家族・人間関係

▼パオッコサロン「テーマ:親の心を考える」の様子。

2009/02/15

中川です。

今回のサロンには男性5人、女性8人の計13人が出席しました。初めて参加された方も2名おられました。
テーマは「親の心を考える」ということで、具体的な話題になったのは、親のサービス拒否を巡る問題でした。

アルツハイマーのお母さんの介護をしていたお父さんが脳梗塞で倒れらた娘さんは、お母さんが施設入所に強く抵抗し、お父さんもお母さんの施設入所を強く反対して退院後も夫婦で2人で暮らしていくことを主張して悩まれておりました。

同様に認知症のお母さんとお父さんが2人暮らしであった別の娘さんは、お母さんが通院拒否することで、医者からの証明が出ないために、次回の介護認定が受けられず、介護サービスの利用ができなくなる恐れがあることに困っていました。

お招きした社会福祉士/介護支援専門員さんからは、親がサービス利用を拒否する理由を考えながら対応をすること、親に(実質的ではなくても良いので)役割を与えてプライドを傷つけないようにしつつ、安全を確保するための努力をされることの必要性を提案していただきました。また親の介護ために早めの準備をすることは重要ですが、逆に先回りしての親にアドバイスをすることが、時に親の不安をあおってしまい、頑ななサービス利用拒否を招いてしまうこともある、とのご指摘をいただきました。

ご参加頂きました出席者の皆さん、お忙しい中、コメントをくださいました社会福祉士/介護支援専門員さん、本当にありがとうございました。

nakagawa

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パオッコの活動,遠距離介護の実践,親・家族・人間関係

▼インフルエンザ警報発令中!

2009/01/31

こんにちはシルヴィアです。
全国でインフルエンザが猛威をふるっています。来週がピークとか。風邪もはやっています。みなさまくれぐれもお気をつけください。

先週、寒波の中、実家へ行ってまいりました。
とても寒かったので今回も父の日帰り帰宅はナシで、私が施設へ面会に通いました。毎日行くつもりでしたが、「あれっ、体調が?」と思う日があり、その日は通いはお休み。うがいを100回、栄養とって良く寝たら翌日にはケロっと元気になったので、風邪などではなく単に疲れていたようです。

施設には来訪者用のマスクも用意されていますが、明らかにマスクを着用しなければいけない時は訪問を取り止めるべですね。また、マスクと共に玄関に手を消毒するスプレーやジェルが置いてあります。自分の手はキレイだと思っても、私は手消毒は必ずやってます。

とにかく特養に居るのは免疫力が低下している人がほとんどですから、面会に行くときの自分の体調はいつも気にしています。風邪菌やインフルエンザ菌などを撒き散らし、父にはうつらなくても他の入所者の体調を損ねることになっては大変。

ところで、何度も通っていると、顔と名前が一致する入所者の方も増えてきて、比較的お元気な方とは時々お話させていただくこともあります。父の元気を確認すると同時に、馴染みの方々をお見かけすると「お元気だったんだ!」と嬉しくなります。暫く姿を見えないと心配になったり。急に弱って入院されたり、亡くなってしまうこともよくあることのようですから。

とにかく次に私が行くまで父をはじめ、みなさん元気でいてくださいね!!

sasaki

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▼帰省

2009/01/12

熊本に帰省しました。母が耳が遠くて、電話でも満足に会話が通じないので、補聴器を勧めるつもりでした。あらかじめ連絡しておいた専門店で試してもらったりしましたが本人気に入らず、断念。本人にその気がなくて無理強いをしてもだめ。特に補聴器は微調整を繰り返してようやく自分にあったものになるので、本人の理解が必要。これからも電話口で大声を出して話すしかありません。その代わり、母の希望で歩行器を買うことになりました。今回の帰省ですこしは役に立ててホッとしているところです。(からしれんこん)

hokamura

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▼良いお年を?♪

2008/12/29

こんにちは、シルヴィアです。毎日寒い日が続きますね。ことしもあと3日となりました。年賀状が間に合わずちょっと焦っている私です。

先日、今年最後の遠距離介護に行ってまいりました。今回は寒かったので父の日帰り帰宅は見合わせて、私がせっせと面会に通いました。電話で父は元気だと聞いていても、やはり実際に自分の目で確認するに越したことはありません。以前ブログに書いた寝る時用の肩かけボレロはサイズがピッタリで活躍してくれています。

帰省中に親戚の法事がありました。浄土真宗なので三部経。途中で2度の中休みがあります。休み時間にでたステキなお菓子はコレです。

実家方面で親戚の方々とコミュニケーションをとっておくのは私にとって重要。助けてもらうことがほんとに多いです。法事は色々な人と直接会話できる良い機会。久しぶりに会った人と懐かしく話したり、同世代のちょっと遠い親戚とメアドの交換をしたり、 結構有意義な法事の出席でした。

今年もあとわずか。これから帰省されるかたもいらっしゃるでしょう。気をつけて、行ってらっしゃいませ。

みなさま、どうぞ良い年をお迎えください。

sasaki

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▼就寝時用の肩当てで暖まる

2008/11/25

シルヴィアです。夜が冷え込んできましたね。風邪やインフルエンザにはくれぐれもお気をつけください。予防には十分な睡眠(休養)、栄養補給、保温保湿が重要だそうです。もちろんOkeさんみたいにインフルエンザの予防接種を受けるのも有効ですね。

父へのちょっと早いクリスマスプレゼントに保温用のサーマルボレロ(ベスト)をネットで購入してみました。パジャマの上から羽織って就寝時の肩や首筋の冷えを防ぐものです。


ちょっと襟が女っぽい、、、でも背中までカバーできて暖かそう。

ゴムの輪に手を通すとヒラヒラせず装着できる。ゴムはボタンで取り外し可能。

昔風のかわいいデザインには目をつぶろう、、、生地はミズノのブレスサーモなので暖かさは良し、腕回りはゆったりしてるし軽い。寝る時に使うものだからまあいいっか、この際機能重視で!

離れている父に私がしてあげられる風邪対策は暖まる物を送るぐらいしか出来ませんが、物と一緒に風邪予防の気(祈)も送ってみます

sasaki

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▼遠距離介護の散歩道

2008/11/09

シルヴィアです。一週間ほど遠距離介護に行ってきました。
父の体調が良く気候も穏やかだったので恒例の日帰り帰宅を実施。特養のスタッフに送迎をしてもらえて本当に助かります。ありがとう♪(#^ー゚)v 
ちなみに帰宅といっても特別に何か行事をするわけではないんですよ。

家から特養までは車で15分弱の距離ですが、今はうちに車がないので私が面会に行く時は電車一駅+タクシー又はバス又は徒歩です。超車社会の地方都市ですから、歩きというと皆に仰天されます。

徒歩ゆっくりで40分。季節を感じながら、考え事をしながら、食べ過ぎたカロリーを消費して、時にはぼんやり歩くのにちょうど良い距離。私の密かな楽しみ、秋の散歩道はこんな風景でしたv( ̄ー ̄)v

sasaki

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▼車いすで浴衣

2008/09/16

世間で流行るというブログ、懐古趣味の私も参加してみんとて、おずおずと……カナコです。
東京都在住の40代、読書とパズルが好きな、自称(←ひとから言われる前に)ダメ長女。西日本にいる両親の2人暮らしを心配する一方、たまには隣県の施設にいる義母を訪ねるこのごろ。

大腿骨骨折後に認知症らしき症状の出はじめた義母は今、自分の息子の認識もおぼつかない様子ですが、車いすで穏やかに過ごしています。
今月はじめ、施設でお祭りがありました。日ごろから、お花見やら園芸教室、おやつバイキングなどなど、おりおりに楽しい行事を企画してくださっているのですが、なかでもこのお祭りは広く家族も招待してにぎやかな催しになります。職員のかたたちが浴衣姿で雰囲気を盛り上げ、希望すれば利用者本人にもボランティアのかたが浴衣を着付けしてくださるのがうれしい。
車いすの義母は去年のお祭りのとき、背中でなく前で帯を結んでもらっていました。背もたれで帯がつぶれることもなく、ちょっとかわいい感じ。

頻繁に面会しないので、せめてノリのいいところを見せようと、今年もまた義母に着せてもらう浴衣一式を事前に施設にお預けしました。そのうえ、「奥さんもぜひ浴衣でどうぞ」の言葉をまにうけて、私も何年かぶりに浴衣、着ましたとも。
車に乗るのに、車いすで浴衣のときの着こなしが参考になりました。まあ、前で帯を結んだまま乗って、降りたら背中に回せばいいんですけど、今回は、「貝の口」結びを試したのです。雑誌『かいごの学校』去年の7月号だったかで、楽に着られる浴衣、帯のリフォームのアイデアを見て、「これはいい!」と思っていたので。「作り帯」を用意まではしていませんでしたが、車の座席でも背中がごろごろしなくてよかった。

義兄と夫と私の3人でそろって参加したお祭り。前回の面会時もでしたが、あれこれ話しかけても義母からはひとことも返事なし。「いつもまわりの人たちとなごやかにしているんだから、いいよね?」「小さい子を見かけると、ぱあっと笑ってたし」「いっぱい食べてたね」と慰め合って帰る3人なのでした。

この施設が義母の「終(つい)のすみか」とはなりえないことを承知で、現状ではできるだけ長くここで過ごさせてもらいたいと願っています。でも、先のことを考えて何か手を打っておかなくては……。

◇最近の読書から。ロンドン郊外の小さな老人ホームに母を訪ねる主人公の心中。言葉の通じない母と過ごす時間よりも、別れぎわのほうがつらい。

「自分は母を裏切っている、母を人生の残骸の中に放置して豊かな日常のほうへ、自分自身の人生の秘蔵庫のほうへ忍び足で逃げ去っているという気がしてならないのはこの瞬間である。そうした罪悪感にもかかわらず、老人たちの住まいに背を向けて歩み去り、車のキーをポケットから取り出すとき、気分がわずかに高揚して足取りも軽くなることは否定できない。自分は、母のものではありえない自由を手にしようとしているのだ。」
――イアン・マキューアン『土曜日』(小山太一訳、新潮社クレストブックス、2007年)より

nishimura

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